農家さんの事業復活支援金、申請から審査通過・入金まで
税理士事務所のお客様で農業を営んでいる個人事業主の事業復活支援金の申請をサポートしました。
申請前はなんとなく不安でしたが、無事に審査通過しました。
これから事業復活支援金の申請をする農家さんの皆様、農家さんをサポートする皆様の参考になればと思います。
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申請者の概要
- 青色申告の個人事業主、農業所得だけでなく一般事業所得もあり。
- 税理士事務所のお客様なので継続支援関係にあり、事前確認を行っています。
- 一時支援金・月次支援金の申請は行っていないため、基本申請をしています。
- 特例事項には該当せず、一般的な申請方法を選択しています。
基準期間と対象月、売上高と事業収入
基準期間「2019年11月~2020年3月」
対象月「12月」
2019年、2020年ともに確定申告書類の種類は「青色(農業所得用・現金主義用)」を選択しました。
対象月である2022年12月の売上高は300,000円
2019年の事業収入は29,000,000円(農業2,700万、一般事業200万)
2020年の事業収入は25,000,000円(農業2,300万、一般事業200万)
売上高・事業収入は農業所得だけでなく一般の事業所得も含めた合算です。
農業所得の家事消費、2020年の持続化給付金は、ここで入力する事業収入から除外しました。
対象月の事業収入×5は1,500,000円
基準月の事業収入は2019年平均値が採用されるので2,416,666円
減少率は87%
基準期間の事業収入は29,000,000÷12×2+25,000,000÷12×3=11,083,333円
基準期間の事業収入から対象月の事業収入×5を差し引いた値が50万を上回るので申請額は50万円となります。
添付書類
- 通帳のオモテ面
- 通帳を開いた1・2ページ目
- 2021年12月の売上台帳
- 宣誓・同意書
- 2019年(令和1年)分の確定申告書B第一表
- 2020年(令和2年)分の確定申告書B第一表
- 運転免許証
- 運転免許証 裏面
- 事業収入の算定方法
驚いたのは青色申告決算書を添付する必要がなかったことです。
電子申告で受付番号・日時が記載された確定申告書B第一表のみ添付しました。
今回の申請者は、確定申告書B第一表の農業収入・一般事業収入から自家消費・持続化給付金を除く必要があったので、申請する事業収入の値と異なりました。
そこで事業収入の算定方法というエクセルで作成した資料を添付しました。
ID取得・申請・審査通過・入金のスケジュール
ID取得日:3月23日
事前確認日:3月24日
申請日:3月24日
審査通過(お振込み手続き中にステ変した日):3月28日
入金日:確認中