半年以上前に退職の意思表示、部長室でのやりとり|国家公務員キャリアガイド

2021年12月19日

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

 

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

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真夏の眠れぬ夜

国家公務員一般職試験の最終合格が間近に迫った真夏のある夜。

私は次の日のことを考えてドキドキして眠れませんでした。

 

総務部長・人事課長に翌年3月31日付で退職する意向を伝えようと決心したからです。



半年以上前に退職の意向を伝えようと思った理由

私の職場にも定年を待たず自己都合で退職する職員がいました。

人事課で働いていた感覚ですが、退職の意向を伝える時期は退職日の2~3か月前が一般的でした。

 

職員が退職すると職場に穴があくので、後任人事を考えなければいけません。

人事異動案を検討し本省説明することを考えると、1~2か月は時間が必要です。

 

諸事情により1ヵ月に満たない期間で退職していく職員もいましたが、職員が所属する部署も人事課も慌てふためくことになります。

そうなると恨まれながら辞めていくことになります。

 

私は人事課で4年以上働かせてもらったので、国家公務員一般職試験の最終合格前に退職の意思表示をしたいと考えました。

最終合格前に退職の意志表示をすることで、業務説明会や官庁訪問に足を運び志望度が高く、優秀な人財を一人でも多く採用することができるからです。

 

前年の身上調書

私が退職を考えていたのは、2年以上前からでした。

 

いきなり退職することを伝えると混乱すると考え、前年の身上調書にそれとないことを書いていました。

 

「今後の生き方について考えるところがあります。いつになるか分かりませんが、実家の鹿児島に移住することも考えています。」

 

部長室で退職の意思表示

一睡もできないことはなかったですが寝不足で次の日を迎えました。

 

仕事が始まって30分が経った午前9時。人事課長の席に向かいました。

 

「課長、ちょっとお時間いいですか?部長と一緒に相談したいことがあるんですが。」

 

人事課長は淡々と「了解、今から行こうか?」と言い部長室に入りました。

 

ソファーに座った部長・課長に伝えました。

 

私「来年の春、娘が小学校に進学するタイミングで鹿児島に移住したいと考えています。九州の出先機関への転籍は考えてなく、公務員を退職したいと思います。」

 

課長「身上調書に移住のことを書いていたから、いつかはそのときが来ると思っていたけれど、こんなに早くやってくるとは思わなかった。」

 

部長「気持ちは変わらないんだよね?組織としてとても残念だし痛手だよ。」

 

私「はい。育ててもらって申し訳ありません。人事課で仕事をしていくうちに労務管理をもっと勉強したいと思い、社会保険労務士の資格取得の勉強をして合格することができました。人事課での経験と資格取得の勉強で得た知識を活かした仕事に就きたいと考えています。

 

部長「長い間、人事課に留まらせて申し訳ないことをしたと思っていたけれど、そう言ってもらえてよかったよ」

 

私「本当に素晴らしい経験をさせてもらって感謝しています。私は退職するので採用者数を1人増やしてもらえますか?最終合格直後は説明会や官庁訪問にきてくれた志望度の高い優秀な人財が多いので、採用者数が1名でも増えることは組織にとってプラスになります。」

 

課長「分かったよ。でも後戻りできなくなるけれどいいか?」

 

私「はい、その覚悟です。」

 

退職の意思表示をして、私が退職する分採用者数を増やしてもらうことで完全に退路を断ちました。

 

その後の課内ミーティングで課長から「定員の見直しをしたところ採用者数を増やせることになった」と話がありました。

 

部長も課長も頭の中で何を考えていたか分かりませんが、退職の意思表示をしたことを忘れるくらい、今までと変わらず接してくれました。

 

退職まで残された時間は半年以上ありましたが、後任者にスムーズにバトンをわたせるように準備していくことにしました。

 

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