脱退した労働組合に再加入へ、組合員の反応は?|国家公務員キャリアガイド
私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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脱退した労働組合、再加入の相談へ
2007年の入庁直後に労働組合から勧誘をうけて加入しましたが、2014年2月に脱退しました。
脱退理由は労働組合の力を借りずに転職し自分の進路を切り開くためでした。
資格取得の勉強に集中して取り組み社会保険労務士試験に合格し、転職先も見つかりました。
目的を果たすことができたので、退職までの短い期間ですが労働組合再加入の相談にいきました。
労働組合の長にメールして面談へ
「労働組合の件で相談したいことがある」と労働組合の長にメールしました。
業務終了後、組合部屋で面談することになりました。
退職の意向を人事当局に伝え、転職先も決まった。とこれまでの経緯を説明しました。
そして、労働組合に再加入したい気持ちを伝えました。
「再加入することは構わないけれど、君が脱退したことは許されることではない」と釘を刺されました。
私が脱退したとき労働組合の青年組織は片手で数えるほどの人数になっていました。
残りの組合員には納得・了承してもらいましたが、青年組織の活動は虫の息となりました。
私には私の事情があったにせよ、労働組合にとっては裏切り者であることには変わりありません。
頭を下げて再加入を認めてもらいました。
新年の旗開きに参加
労働組合再加入して最初に参加した活動が新年の旗開きでした。
私を見て職場の先輩は「なんでいるんだ」と一瞬不思議そうな顔をしましたが、嬉しそうに話しかけてくれました。
退職する前に胸の痞えをとることができた気がします。
結局のところ、ただの自己満足に過ぎないのですが・・・
労働組合加入率
2007年の入庁直後、私がいた組織の労働組合加入率は90%を超えていました。
全国異動職員を除いたプロパー職員の加入率は、ほぼ100%でした。
その後全国異動職員だけでなくプロパー職員の加入率も下落していきました。
人事交流で本省や他局に出向し戻ってきたときに労働組合には加入しない選択をする職員が増えてきたためです。
労働組合加入率の下落は私がいた組織に限ったことではありません。
私がいた組織は入庁したらひとまず労働組合に加入していましたが、他の組織では一度も加入しない若手職員が多くなっているようです。
退職して5年以上経つので、ますます労働組合の組織運営は厳しいものになっているのだろうと思います。
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