働く意味ってなんだろ マズローの欲求5段階説から考えてみた
筆者の生い立ちから、ブログ開設までの経緯をストーリー形式に綴っています。
妻はなぜ好きなことを仕事にできたか
妻は自分の好きなことで個人事業を始めました。
なぜ始めることができたのか・・・
大学生時代は関係するお店でアルバイトをし、卒業論文も好きなことに関するテーマ執筆しました。
大学卒業後は専門学校に通い就職しますが、子どもが出来たこと等から離職しました。
しかし諦めませんでした。
10年前ブログを始め、子育てや好きなことに関する記事を書くようになります。
毎日のように記事を書き、コメントにも一人一人丁寧に返事していました。
その内webページの執筆依頼を受けるようになりました。
インスタグラムにも写真をアップし、多くの方にフォローしていただいています。
妻が好きなことを仕事にできたのは、子どもの頃からやりたいことを明確にし、直向きに努力を重ねてきたからだと思います。
生活のために働く私がいるから成立する
新居を建てる際に、食品衛生法の許可をとるため設備投資をしました。
続けることができるのは、私が生活・家族のために働き続けているからです。
「好きなことを追求し、お客さんに喜んでもらうために働いている。生活のためには働いている感覚はない」妻は言いました。
これからも妻には好きなことで頑張ってほしいし支えていきたいと思う反面、生活・家族を第一に働いている自分が虚しく感じました。
それに、妻の働き方に対する羨望もあるのだと思います。
マズローの欲求5段階説
「マズローの欲求5段階説」という心理学の理論があります。
生理的欲求、安全の欲求・・・といったピラミッドの下部の欲求を満たしていく過程を経て、最終的に自己実現の欲求に辿り着いていくという人の欲求・成長についてまとめた理論です。
この理論に当てはめてみます。
私は食べるため(=生理的欲求)、安全に暮らすため(=安全の欲求)、子どもの将来の学費を積み立てるため(=所属と愛の欲求)働いていることになります。
妻は好きなことを追求し、お客さんに喜んでもらうため(=自己実現の欲求)に働いていることになります。
支えるだけの虚しさと自己実現に対する羨望。
私が働く意味について考え出した根底にある感情なんだと思います。
羨望と虚しさ
妻は自己実現のために働き、私は生活のために働く。
妻に対する羨望と自分に対する虚しさを感じるようになりました。
私が仮に好きなこと・やりたいことを見つけたとしても、安定した収入源を確保した状態でなければ、妻は応援してくれないでしょう。
実際にそのような話をしたことがありますが、いい反応はしてくれませんでした。
妻のように自己実現にのみ集中はできる状況にはなく、まずは生活のために働かなければなりません。
自分だけなんで・・・理不尽さを感じます。
自分の人生って何なの!?
家族はとても大切です。
でも「つべこべ言わずに生活や子どもの将来のためだけに働かなければならない」と考え出すと、働くって?人生って?と分からなくなってしまいます。
現在もその答えは見つかっていません。
これからも生活のために働きながら、妻が自己実現のために働くことを応援しながら、答えを探していこうと思います。
記事を書くことで得られたこと
半月以上にわたり私の半生について振り返ってきました。
記事を書くことで自分を見つめるきっかけになりました。
これからも記事を書き続け、自分の人生をアウトプットしていくことで、働くこと、生きることの手がかりをみつけていきたいと思います。