「夢をかなえるゾウ0」のテーマ「周囲の期待に応えるための夢」と「本物の夢」の違いについて考える

2022年5月に発売された「夢をかなえるゾウ0(ゼロ) ガネーシャと夢を食べるバク」とは、

 

上司のパワハラに追い詰められていく平凡な男が、夢をかなえるゾウ「ガネーシャ」と出会う。

しかし、男には叶えたい「夢」がなかった。

そんな男が、ガネーシャの課題を通して、本物の夢を見つけていく物語です。

 

本書の中で「周囲の期待に応えるための夢」と「本物の夢」という言葉が登場しますが、中学受験・高校受験・大学受験・公務員試験・資格試験と私の勉強歴に当てはめて、「夢」について考察してみようと思います。

今回は中学受験・高校受験・大学受験について「夢」という視点を交えながら振り返ってみたいと思います。

 

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中学受験

私は、地元の公立中学校に行きたくありませんでした。

 

当時の地元公立中学校は、男子の頭髪は「丸刈り」と校則で決められていました。

丸刈りになるのがイヤだった私は「私立中学校に行きたい!」と親に伝えました。

「しっかり勉強して合格できたら私立中学校に進学させてもいい」と了承してもらいました。

 

しかし、友だちは「坊主はイヤだよね」とは言うものの中学受験をしてまで「丸刈り」から逃れようとする人はいませんでした。

さらに友だちの話題はプレイステーションで発売されたファイナルファンタジー7で一色となり、私もゲームをすることを選びました。

 

中学受験合格の動機は、丸刈りになりたくなかったためで、そもそも「夢」をかなえるという次元のものではありませんでした。

試験に合格するどころか、試験を受けることさえもありませんでした。

 

高校受験

プレステ全盛の中学時代、ゲーム大好きだった私は、将来、ゲーム制作の仕事に携わりたいと思っていました。

国立高専に入学することができれば、その夢に近づくことができる、と中学1,2年生のときは国立高専を志望校として考えていました。

 

いざ、中学3年生・受験生となると、両親から「高校は進学校に行きなさい」と言われ、学区外の県内NO2の公立高校を志望校に定め、3者面談でも担任の先生に意向を伝えました。

校内の実力テストでも、塾の公開模試でも、合格に手の届くところまできていましたが、周囲の友だちが地元の進学校を志望していることを知ると心が揺らぎ、私の志望校もいつの間にかみんなと同じになっていました。

 

両親は地元の進学校であればむしろ大歓迎でしたが、担任の先生からは「挑戦しなくていいのか?三者面談のとき思いはどうなったのか?」何度も言われました。

 

結局、地元の進学校を受験し合格できましたが、入試の出来は最悪で、目標のトップクラスと呼ばれていた選抜クラスに入ることはできませんでした。

 

私にとっての高校受験の合格は「周囲の期待に応えるための夢」であり、とりあえず合格し親の期待には応えることができたものの、自分の中ではモヤモヤしたものとなりました。

ゲーム制作に携わるため高専に入学する夢も簡単に諦めてしまっているので、なんとなくの憧れだったと思います。

 

大学受験

自分にとって高校受験は悪夢のような結果になりましたが、入学した進学校で勉強に励み、高校2年時には選抜クラスに入り、校内順位も一桁まで上がりました。

ここまで勉強を頑張れたのも、私には夢があったからです。

 

大学入学を機に家を出て、知り合いのいない地で生まれ変わること

 

私は反抗期もなく親の意向に従って生きてきました。

「高校でも、いい成績をとって、いい大学に入りなさい」と言われたので、テレビを見たり、ゲームをしていたい、という欲望を我慢して勉強時間を確保しました。

また、親だけでなく、親戚・先生・友達からも「成績のいい人」という評価をうけていたので、その評価を崩したくないというプレッシャーと常に闘っていました。

 

知り合いの誰もいない地であれば、今まで自分に貼られたレッテルから解放される。

親に干渉されることなく、大学生活を楽しむことができる。

気づいたら、そう考えるようになっていました。

 

しかし、親は地元の大学進学を希望していたので、地元の大学よりは難易度の高い大学でなければ、納得してもらえません。

親が口出しできなくなるような成績を上げて大学に合格する必要がありました。

 

誰も知らない地で大学生になれば、自分が失っていた「自分らしく生きられる」という感覚を取り戻せると信じて、勉強を頑張りました。

 

センター試験で思うような結果を出すことができず、夢が遠のいていきましたが、そこから二次試験まで睡眠時間以外は、ひたすら勉強し続けました。

睡眠中に金縛りにあうなど極限状態まで自分を追い込んでいました。

 

全ては、自分の描いた夢をかなえるため、自分が失ったと感じたものを取り戻すため、でした。

 

強い思いと勉強時間のおかげで、本番ではゾーン状態に入り、自然と手が動いて解答用紙を埋めていました。

無事に合格することができました。

 

大学入学を機に家を出て、知り合いのいない地で生まれ変わること

 

この夢は、周囲の期待に応えるための夢ではなく、本物の夢だった、と今振り返っても思います。

 

自分が失ったと感じていた「自分らしさ」を取り戻すためには必要不可欠だったからです。

親の期待に応えるためにするものから、自分の夢をかなえるためにするものへと、勉強に対する考え方・意味合いが大きく変わったからです。

 

知り合いのいない地で大学に入学する夢を果たすことができた私が、就職活動・公務員試験とどう向き合ったのか、次の記事でお話しします。

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