夏になると心がざわつく…「夏の憂鬱」の歌詞をヒントに原因分析
ここ2,3年、夏になると心がざわつきます。
急にソワソワして、落ち着かなくなる。突然、不安に襲われる。
心のざわつきの正体は一体何者なのか?
そのヒントはL’Arc~en~Ciel「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」にありました。
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L’Arc~en~Ciel「夏の憂鬱 [time to say good-bye]」とは
1995年10月に発売されたL’Arc〜en〜Cielの3作目のシングルです。
恋人と別れた人の喪失感が伝わってくる楽曲です。
なんとなく物悲しいメロディと「憂鬱」という言葉の響きがかっこよくて、中二病だった中学生時代から好んで聞いていました。
そして、今でも仕事で移動する車内で流れる曲の一つです。
いつもは車内でメロディーが右から左に流れていくだけですが、つい数日前、歌詞の一部がすごく気になり、頭の中で何度も繰り返されたのです。
その歌詞とは、1サビに入る前の2フレーズ
そんな過ぎ去った日の幻を追いかけていた
まぶしいこの日差しのように鮮やかに僕を照らしていたのに
2サビに入る前の1フレーズ
果てない時を漂う僕には今もきっと何かが足りない
2サビの1フレーズ
失くしたままの扉の鍵を 過去へひとり探したいから
人生をかけて努力した夏
私には人生をかけた大一番。そんな夏が何度かありました。
- 2006,2007年(22歳:大学4回生、23歳:公務員浪人)の公務員試験合格・就職を目指した夏
- 2014年(30歳)の社会保険労務士試験合格を目指した夏
- 2015年(31歳)の人事当局に国家公務員退職の意思を伝えた夏
国家公務員試験合格・就職を目指した夏
国家公務員試験合格・就職を目指した夏は2年続きました。
1年目の夏は準備が不十分で全滅してしまい、全滅が確定したその日から翌年の合格に向けて勉強を再開しました。
そして迎えた2年目の夏。1年間の勉強の成果もあり学科試験は順調に合格しましたが、面接に大苦戦しました。
そこまで身構える必要もないと言われた人事院面接でもガチガチに緊張してしまい、学科試験のアドバンテージでなんとか、国家公務員試験に最終合格できました。
官庁訪問・採用面接と厳しい闘いが続きましたが、開き直ってうけた面接でなんとか内定をいただき、国家公務員として働くことができました。
社会保険労務士試験合格を目指した夏・国家公務員退職の意思を伝えた夏
国家公務員として働きはじめて6年目の夏。
社会保険労務士試験合格を目指してラストスパートをかけていました。
勉強をはじめた当初は、専門知識を身につけることで今の仕事に役立てたい、職場に何かがあったときに困らないようにしたい、という目的でした。
しかし勉強を進めるにつれて合格したら、この資格をフル活用できる仕事がしたいと思うようになりました。
猛勉強の成果もあり社会保険労務士試験に合格できました。
そして国家公務員となって7年目の夏。
鹿児島への移住も考えていたので社会保険労務士の資格を活かせる仕事への転職を決意し、人事当局に国家公務員退職の意思を伝えました。
過去の自分との比較
私にとって夏は人生をかけて将来の目標にむかって努力した季節でした。
今の自分はどうでしょうか?
税理士事務所の仕事ではお客様にも頼りにされ、とても充実した日々を送っています。
しかし、現状に満足しているのか、現在の状況で精一杯なのか、夏は税理士試験が行われる時期ですが、試験勉強に取り組もう、合格を目指して挑戦しよう、という気持ちには今のところなれません。
また、夏は税理士事務所は業務が落ち着きます。
9月決算の法人申告からはじまり、年末調整・法定調書作成、所得税の確定申告時期、3月決算の法人申告。11月から5月までの繁忙期を乗り越え、一息ついて抜け殻になる時期です。
- 将来の目標にむかって努力していた自分
- 半年間の繁忙時期をがむしゃらに働いてきた自分
そんな過去の自分と気が抜けてしまった現在の自分を比較して「このままでいいのだろうか」と焦りを感じ、不安に思うことが、心がざわつく原因ではないかと思います。
そんな過ぎ去った日の幻を追いかけていた
まぶしいこの日差しのように鮮やかに僕を照らしていたのに
果てない時を漂う僕には今もきっと何かが足りない
失くしたままの扉の鍵を 過去へひとり探したいから
そして「夏の憂鬱」の歌詞がすごく気になったのは、過去を振り返り現在の自分と比べて喪失感を抱いている状況に自分を重ね合わせているのだと思います。
▼ 歌詞はコチラのサイトを参照しました