財務局監査の通告!監査に向けて最初に行ったこと|国家公務員キャリアガイド
私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
▼ このページのコンテンツ
↓ ↓
凍り付く電話
新年度がはじまり人事異動や決算の事務処理に追われていたある日。
かかってほしくない相手から電話がありました。
電話に出た期間業務職員から声をかけられました。
「係長、財務局の監査担当者からお電話です。」
その一言で「やばいやつだ・・・」と悟りました。
そして課長・課長補佐の顔をちらっと見て電話に出ました。
定期監査の通告
私が電話に出ると財務局の担当者は矢継ぎ早に要件を話しました。
「数年に一度、業務監査を行っておりまして、今年度、監査の対象となりました。」
「監査日の日程調整をお願いしたくお電話しました。」
「監査の対象となったことは承知いたしました。日程に関しましては上司と相談しまして近日中にご連絡いたします。」
すぐに電話を切りました。
共済組合本部へ報告
電話を切ると重い足取りで課長・課長補佐のデスクに向かいました。
「財務きます・・・」私が言うと、「頼んだよ」と声をかけられました。
「まずは本部に相談してから財務局に連絡するといいよ」課長に指示をうけ、すぐに本部担当者に電話しました。
「財務局の監査を受ける前に、本部の内部監査をうけてもらいます。日程について後で連絡します。」
その日の内に内部監査は6月中旬に決定しました。
本部の指示で財務局監査は7月中旬で希望するように言われ、財務局へ電話しました。
監査に向けた事前準備
内部監査・財務局監査の日程が決まると、それぞれ監査に事前提出資料の様式が送られてきました。
事前提出資料には、組合員や被扶養者の数、医療費の給付や貸付実行額と債権額などを記載する必要がありました。
いずれも半日もあれば仕上げることができました。
続いて書類チェックを行いました。
自分が監査員になったつもりで疑いの目をもってチェックしました。
いくつか疑問点が出てきました。
書籍資料を参照し誤った処理をしていないか確認したり、どうしても分からない場合は当時の担当者に確認したり、疑問点をつぶしていきました。
本部監査員の接待準備
本部の監査員は同じ組織で働く身内でもあるため親睦を図る場を企画する必要がありました。
東京から1泊2日の日程で出張してくるため、晩の飲み会や昼食の接待を段取りしなければいけません。
私は監査準備でヒイヒイ言っていたので課長がお店を選定してくれました。
なお、接待と言っても会費はきちんと徴収します。
▼ 続きは・・
▼ コチラもご参考に・・