IB運用開始目前でパスワードロック!?苦労の末ようやく始動|国家公務員キャリアガイド
私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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口座開設の申し込み、運用開始までの一苦労
局長決裁も無事に終わり、本部にも書類を提出し最終承認をもらいました。
何度も練習・下書きした口座開設の書類を記入し、公印を押して、郵送で提出しました。
提出から2週間後に分厚い説明書とID・パスワードの書かれた書類が送られてきました。
説明書通りに初期設定をしていたはずですが、手違いでロックがかかってしまいました。
ロックを解除するためには書類を郵送する必要がありました。
担当者が勝手に書類を郵送することはできないため決裁をとる必要があります。
組織の文書規定で専決事項に定められていないことは局長決裁になるため、「ロックがかかったので解除したいので印鑑お願いします」と局長に頭を下げました。
ロック解除にも2週間程度かかりました。
今度こそロックのかからないように慎重にコールセンターに操作方法を確認しながら初期設定を行いました。
無事に初期設定を終えログインに成功すると早速口座情報確認しました。
すると未だ通帳記入されていない入金が確認できました。
ネットバンキング開設を動き始めて4か月、ようやく便利なサービスを利用できるようになりました。
ネットバンキング開設後
ネットバンキング開設後、はじめて振り込みをする機会がやってきました。
出納主任である私が振込先や金額などを登録して承認申請をすると、出納役の人事課長にメールが届きログインして承認を行います。
出納主任と出納役の2名で振り込み承認をすることで、窓口で振り込みしているのと同様のプロセスを踏むことができます。
より便利に振り込みができるように振込先の登録を行い、分厚い説明書を読まないでいいように、オリジナルの操作マニュアルを作成しました。
操作マニュアルはスクリーンショットをつかってマニュアルどおりに進めれば操作したことがない人間でも扱えるように何度も改良を加えました。
事前に打ち合わせをしていたので、口座手数料・振込手数料の支払いも問題なく行えました。
銀行に全く行かなくなったかというと、そうではなく月に一度は通帳記入に行きました。振り込みは全てネットバンキングで行うようになり、通帳記帳はATMでも行えるので、窓口で待つことはなくなりました。
担当者の変更手続き
ネットバンキング開設後、はじめての担当者変更が私でした。
しかも、私は国家公務員を退職してしまうため、担当者変更の手続きに関わることができませんでした。
事前に可能な限り画面を進めてスクリーンショットをとって、担当者の変更手続きに関する操作マニュアルを作成しました。
退職後に「便利に使えているよ」と電話がかかってきて一安心しました。
役所はネットバンキングのような便利なサービスを利用し始めるにも一苦労です。
私が組織に残すことができた遺産になっていると信じています。
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