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市役所から「扶養状況のお尋ね」の郵便物が届いたら、どう対処する?|国家公務員 キャリアガイド

投稿日:2020年9月22日 更新日:

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

 

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

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市役所からの郵便物「扶養状況のお尋ね」

7月。とある市役所の市民税課から郵便物が届きました。

開封して中身を確認すると「扶養状況のお尋ね」という書類でした。

 

「扶養状況のお尋ね」の詳細は次のとおりでした。

「職員の母親が扶養親族である」給与支払報告が提出されていますが、母親は所得が多いので扶養親族には該当しないのではないのですか?



職員に事情を確認する

早速、お尋ねの対象職員に話を聞きに行きました。

 

「昨年の年末調整でお母様を扶養親族で申告していますが、市役所から所得が多いから扶養親族に該当しないのでは?というお尋ねが届いています。」

職員

「そういえば、母、確定申告していましたよ。賃料収入があるみたいです。」

 

「扶養状況のお尋ね」が届いた時点で覚悟はしていましたが、職員の一言を聞いて「完全アウト」と確信しました。

 

「お母様の確定申告書を確認してもらえますか?所得が多い場合は扶養親族として申告できません。」

職員

「どうなるのですか?」

 

「お母様を扶養親族で申告できない場合、年末調整をやり直して所得税が追加徴収されます。現在給与天引きされている住民税の額も増えてしまいます。」

 

職員

「扶養手当はどうなるのですか?」

 

「扶養手当は所得税や住民税と基準が違いますが、昨年の収入状況次第では認定取消になります。

遡って取り消しになるので扶養手当や扶養手当を計算基礎にしている手当を返金してもらわなければいけません。」

 

職員

「分かりました。本日帰ったら母に確認してみます。」

 

 

確定申告書で収入・所得状況を確認

翌日、職員が確定申告書の写しをもって人事課にやってきました。

 

確定申告書を確認すると、所得税・住民税の所得基準だけでなく、扶養手当・共済組合の被扶養者の認定基準も超過していました。

 

「完全アウトですね。扶養手当だけでも10万以上の返金になります。」

 

職員

「そうなんですか・・・でもなんで扶養認定されたのですかね?」

 

この職員は他局からの異動直前に扶養手当の支給認定、共済組合の被扶養者認定を受けていました。

認定の経緯は他局に聞く必要がありました。

 

その局は、間違った異動連絡票を送ってきたことが一因で誤った給与計算をしてしまい高額の給与・賞与を返金させることになった職員の異動元と同じでした。

 

 

異動元に扶養認定の経緯を確認

イヤな予感を抱きつつ電話しました。

 

異動元の担当者

「家賃収入があるなんて聞いてないですよ。」

 

間違いなく調査不足だな、一度ならず二度も足を引っ張られた。

怒りがこみ上げてきました。



 

再び職員のデスクに行きました。

「家賃収入の件を話していなかったみたいですね」

 

職員

「給料と年金が分かれば大丈夫って言ってのですが・・・」

 

「そうだったのですね。認定するときに、他に収入がないか確認していればこんなことにならなかったのですが。

すみませんが、税金も手当も共済組合も扶養には入れないので、返金してもらいます。

具体的な金額は資料を作ってきます。」

 

職員

「分かりました。私もきちんと確認しなかったのが悪いんですもんね」

 

「不運が重なってしまいましたね」

 

今回の返金は私のミスではなかったのですが、しょんぼりした職員を見ると辛い気持ちになりました。

 

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