元採用担当者が語る 国家公務員 採用試験 

担当者が直面した扶養手当・通勤手当の要件確認 頭を悩ます事例|国家公務員 キャリアガイド

投稿日:2019年11月16日 更新日:

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

 

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

 

手当は認定したら終わりではない

国家公務員の給与にはいろいろな諸手当があります。

 

届出書の提出があったら各手当の支給要件をクリアしているか確認します。

確認がとれたら手当の認定簿に認定額・支給開始月などを記載し、給与システムに反映し支給を開始します。

 

支給要件を引き続きクリアしているか毎年確認を行います。



扶養手当の要件確認

  • 扶養親族の所得が基準額を超えていないか。
  • 別居の扶養親族に仕送りを行っているか。

 

共済組合の被扶養者要件確認とあわせて確認します。

 

扶養手当の支給要件を欠き認定取消となった場合、あわせて共済組合の被扶養者でもなくなるケースがほとんどです。

遡って認定取消となった場合、ペナルティが重いため、該当者に事実を伝えるのは非常に気が重い仕事になります。

 

 

単身赴任手当の要件確認

  • 現在も単身で生活しているのか。
  • 家族が住む職員の自宅と職員の住居は通勤困難な距離にあるか。

 

共済組合の被扶養者要件確認とあわせて確認します。

単身赴任手当の現況は、ほとんど変わりません。

 

住居手当の要件確認

  • 賃貸住宅に引き続き住んでいるか。
  • 家賃を職員が払っているか。

振込明細や通帳など家賃の支払いが確認できるものを提出してもらいます。

家賃を支払わなければ追い出されてしまうので、住居手当の現況もほとんど変わりません。




通勤手当の要件確認

  • 認定された通勤経路で通勤しているか。

 

通勤定期券、ICカードの利用履歴など公共交通機関を利用して通勤していることが確認できるものを提出してもらいます。

 

通勤手当の要件確認はもっとも気を遣う仕事でした。

 

通勤定期券を提出する場合は利用区間の確認は簡単にできるのですが、職員全員が定期券を購入しているとは限りません。

ICカードの利用履歴は、日付と利用区間を2,3ヵ月分確認しました。

 

ICカードの利用履歴は記録が残るから確認のしようがあります。

 

もっとも厄介なのは回数券や切符を購入していると主張する場合で、現物が残らないことがありました。

本当は購入・利用せずに、自転車やバイクをつかっているのではという疑惑がありました。

 

そんな厄介なことをする職員は決まっていて、目を光らせていました。

人事課で同じ通勤経路の職員が、本当に利用しているのか現場確認することもありました。

 

 

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