交通事故を起こしたら何をすべき、事故当日の対応をまとめました|もしも交通事故を起こしてしまったら
師走のある日。会社でお昼休憩にカップラーメンを食べるため、お湯を注ぎ、待っていました。
そんなとき、妻から電話がかかってきました。
「事故しちゃった、どうしよう」
動揺する妻の声を聞き背筋が凍りました。
「ケガはない?そっち行くから。とりあえず、車を安全な場所に移動させて。」
カップラーメンを放置して、急いで現場に向かいました。
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交通事故発生したら、まず事故現場ですること
車を走らせ、5分で事故現場に到着しました。
車を安全な場所に移動させておく
目の前の空地に車を移動させていました。
空地に、側面がへこんだ車、フロントバンパーがこすれた車が2台とまっていました。
そのうち、フロントバンパーがこすれた車が妻の車でした。
私の妻と子ども、妻より少し年上の女性がいました。
相手に同乗者はいませんでした。
ケガがないか確認
妻と子どもはケガがありませんでした。
まずは相手に謝り、ケガがないかを確認しました。
「ぶつかった衝撃で頭をぶつけたけれど、今のところ大丈夫です」
外傷はありませんでしたが、頭をぶつけたというのは気になりました。
ケガの状況次第では、救急車を呼ばなければいけません。
「110」警察に電話
相手が「110」しました。
「110」すると所轄警察署につながります。
事故現場を伝え、到着を待ちました。
保険代理店に連絡
自動車整備工場兼保険代理店の知り合いに電話しました。
すぐ事故現場に駆けつけてくれることになりました。
事故状況を聞く
妻に事故状況を確認しました。
- 敷地から出るために一時停止し左右確認を行っていたところ、気がついたらぶつかっていた。
- ぶつかった後、大きくふくれる相手の車が見えた。
- ぶつかった場所から空地に車を移動させた。
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事故現場 警察への対応
「110」したら10分もしないうちにパトカーが到着しました。
免許証と自賠責保険の証書を提出
「免許証と自賠責保険の証書を準備して」
警察官がパトカーの拡声器で指示を出しました。
パトカーから警察官が2名降りてきました。
1名が妻、もう1名が相手に近づいていきました。
免許証と自賠責保険の証書を提示しました。
警察官がメモをとり終えると、次はぶつかった状況の確認を行いました。
事故現場の検証
- 実際にぶつかった地点
- ぶつかる前後で覚えていること
- ドライブレコーダーの有無
一つ一つ確認し調書にまとめました。
警察官からも双方にケガはないかの確認が行われました。
相手も妻も「ケガはない」と答えました。
数分で警察官が調書をまとめ終えました。
- 「今回は物損事故として処理します。人身事故に切り替える場合の警察署に連絡ください」
- 「今回の事故は双方がもう少し注意していれば防ぐことができたものですね」
警察官が到着してから事故処理が終わるまでの所要時間は20分程度でした。
保険代理店 兼 自動車整備工場 が到着
警察の事故処理が終わりしばらくすると、電話した保険代理店 兼 自動車整備工場の社長が駆け付けました。
まずは、事故車両の状況を確認し、自動車整備工場からレッカー車を呼んでもらうことになりました。
相手に自動車保険の加入を確認し、それぞれの保険会社に電話することになりました。
社長が駆け付けた後すぐに相手の夫も到着しました。
妻も私も頭を下げました。
自動車保険の保険会社へ電話連絡
社長はすぐに私が加入する自動車保険の保険会社に電話しました。
担当者につながると、社長はすぐに私に電話を渡しました。
保険会社から事故状況や警察対応について詳しく聞かれました。
妻から聞いたこと、現場での様子を事細かに伝えました。
「最後に警察の方は何と言っていましたか?」と聞かれたのが印象的でした。
「今回の事故は双方がもう少し注意していれば防ぐことができたものですね。と言われました」と伝えました。
今回の交通事故の専任担当者から改めて連絡してもらうことになりました。
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レッカー車が到着
社長が手配したレッカー車が到着しました。
妻の車も相手の車も事故車両は2台とも到着したレッカー車で搬送し、修理費用の見積もりをしてもらうことになりました。
妻は「しばらく車に乗りたくない」と言ったので、代車は使わないことにしました。
相手は社長が乗ってきた車を代車に使うことになりました。
もう一度、連絡先を確認しました。
深々と頭を下げて、代車で帰っていくのを見送りました。
私も妻と子どもを家に送り職場に戻ろうとしたら、社長から電話がかかってきました。
レッカー搬送してもらうときに注意すること
「車の鍵を持って帰っているみたいです」
もう一度、事故現場に戻り車の鍵を届けました。
「相手も車の鍵を持って帰っているみたいです」
社長が相手に電話して、鍵を回収に行くことにしました。
さすがにレッカー車で移動するわけにはいかないので、私の車で回収に行きました。
レッカー搬送してもらうときは車の鍵を必ず置いて帰りましょう!
妻の電話から2時間後、ようやく会社に戻ることができました。
デスクの上には麺が伸び切ったカップラーメンが待っていました。
同僚が見守る中、冷え切ったラーメンをやけ食いしました。
交通事故の当日、事故からしばらく時間が経ってからの対応
「ぶつかった衝撃で頭をぶつけたけれど、今のところ大丈夫です」
この言葉が非常に気がかりでした。
私が交通事故に遭ったとき、交通事故発生直後は物損事故で処理しましたが、その後、人身事故に切り替えたことがあったからです。
事故翌日、首や肩が鉛のように重くなり体調を崩し、治療が必要でした。
相手がセンターラインオーバーした過失割合100対0の事故であったにも関わらず、交通事故後相手から謝罪は一切ありませんでした。
警察に出頭し、物損事故から人身事故に切り替えました。
物損事故から人身事故への切り替え
物損事故から人身事故に切り替えると・・・
- 免許の点数が加算される
- 罰金を払わなければならない
- 慰謝料を払わなければならない(保険対応可能)
加害者には厳しいペナルティが課されます。
事故後に誠意ある対応をとれば、被害者は物損事故から人身事故への切り替えを躊躇するかもしれません。
逆に事故後に全く誠意ある対応がなければ、気にすることなく、物損事故から人身事故への切り替えを考えるでしょう。
菓子折りなどを準備
交通事故の夕方、菓子折りを持参し、謝罪に伺うことにしました。
2千円くらいのお菓子、5千円のクオカードを急いで準備しました。
夕方、妻に電話させる
夕方、妻から相手に電話させました。
- 交通事故後の体調
- 謝罪に伺いたい
しかし、相手は・・
- 体調は今のところ問題ないけれど一晩様子を見ないと分からない
- 会うことはできない。会ってしまうと病院に行きづらい。
結局、謝罪に伺うことはできませんでした。
準備した菓子折りなども渡すことはできませんでした。
今できる誠意ある対応は示すことができたと思います。
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保険会社 専任担当者からの電話
私の加入する自動車保険の保険会社 今回の事故の専任担当者から電話がありました。
不安なことがあったら何でもおっしゃってください。
急ぎの件でなければ、ラインでやりとりできるので、登録してください。
すぐにライン登録しました。
ラインで保険会社に次のことを連絡しました。
- 相手の体調が気になる。
- 物損事故から人身事故へ切り替えられないか不安。
- 謝罪に伺おうと連絡したが断られた。
翌日、専任担当者から電話がかかってきました。
- 今のところ、病院に行く話は聞いていない。
- 物損事故のままでも一定の治療費は支払うことは可能なので、もしも話が出たときは伝える。
- 修理代は対物賠償責任保険でカバーできる。
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