官署を異にする人事異動 内々示・内示の時期|国家公務員 キャリアガイド(24)

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

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3月1日 部長室に呼ばれ内々示をうける

入庁2箇所目の部署に着任して、もうすぐ1年の3月1日。

朝9時ごろ部長室に呼び出されました。

 

部長室に入ると4月1日付で支局異動の内々示をうけました。

 

庁舎内での異動の内示は異動日の2週間前でしたが、庁舎外の異動の内々示は1か月前になっていました。

 

なお、本省など引っ越しが必要な異動は4月異動であれば年明けに打診をうけます。

 

そもそも、内々示とは

人事異動の2週間前に行われる内示を前に「庁舎外へ異動する該当者」にのみ伝えられる内示のことです。

よっぽどのことがない限りは確定ですが、覆る可能性もあるため、内示の日までは隠密にしておくように言われました。

 

内々示では支局に異動になるという情報だけで、支局のどの部署に異動になるかは教えてくれませんでした。




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はじめての引き継ぎ書を準備

わずか1年。一通りの業務は経験できましたが、課長補佐に依存した状態でした。

自分で考えて仕事できるには程遠い状態で異動になってしまいました。

 

今回は後任がいると話を聞いたので、引き継ぎ書を作成して引き継ぎをしなければなりません。

 

引き継ぎ書の内容

新たに加わった業務内容はなかったので、引き継ぎ書は前年に引き継ぎをうけた状態からほとんど変更しませんでした。

案件の中で、私の間に片付いたものを削除し、新たに発生したものを追加したくらいです。

 

異動2週間前 内示の日

4月1日の2週間前。内示の日がやってきました。

 

予定通り部長室に呼ばれ内示をうけました。

支局の配属になる部署も言い渡されました。

 

その後、後任の方から連絡があり引き継ぎの日程調整をしました。

 

また引き継ぎをうける側でもありますので支局にいる前任者に連絡をとり引き継ぎの日を決めました。

 

引き継ぎする側

後任といっても係長、大先輩です。

業務を全て理解できていなかったので上手く引き継げるかどうか心配でした。

 

1年前に引き継ぎをうけたことを思い出しながら、引き継ぎ書の内容の説明、パソコン操作などを半日かけて説明しました。



引き継ぎをうける側

支局に出張し引き継ぎをうけました。

「引き継ぎ」という名目では出張できなかったので「業務打ち合わせ」で出張しました。

 

今回も前任は係長でした。

本来、係長が配置される部署に係員である私が配属されました。

 

しかも、支局は人数も少ないので直属の上司が課長でした。

ただ、前任者(競馬の話をする仲のよい先輩)が支局にそのまま残り、真横の席に座っていたので不安はそこまでありませんでした。

 

3回目の引き継ぎでみられた進歩

引き継ぎ書にそって一通り説明をうけますが、これまでと同じく頭がぽわっとしました。

業務内容が重複する部分もあったので、その部分は自信をもって聞くことができました。

 

「分からないことがあれば真横にいるから、いいや」

引き継ぎは大まかな内容を知ることができればいいと割り切れるようになりました。

 

入庁から3か所目。少しずつ進歩(?)しています。

 

4月1日 人事異動の日

内示の日から2週間。内々示の日から1ヵ月。

支局へ異動する日がやってきました。

 

▼ 続きは・・

支局へ異動 赴任旅費支給

 

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