迷ったときは・・・|まさかの3人目妊娠(5)

渋滞の車内との妻との会話。心は大きく揺れ動きました。

 

「私たちが今回のこと一生十字架を背負って生きていけるかな」

「でも産んだらしんどいよね」

「子どもたちに不憫な思いさせちゃうね」

「しっかりと子どもに向き合うことができれば子どもたちは不幸にならない」

 

いつの間にか渋滞を抜けて、病院に近づいていました。

 

迷ったときは・・・

「私は迷ったときは、誠実だと思う方を選ぶ」

妻は力強く私に語りかけました。

 

「また大変かもしれないけれど、一緒に乗り越えていこうね」

私が運転する車は病院の横を通り過ぎました。

 

私たち夫婦は第三子を産み育てる決意を固めました。

 

いつもの海岸で・・・

朝ごはんも喉を通らず、お昼も食べずに病院に向かっていました。

張りつめていた緊張の糸もとれ、急にお腹がすきました。

 

お店で食べようと思いましたが、結局コンビニでおにぎりを買って食べることにしました。

おにぎりをもっていつもの海岸へ。

海岸からみた桜島

転職に失敗してたどりついたあの日。

交通事故に遭って癒しを求めたあの日。

 

そして今日は、海岸で海と桜島に決意を誓いました。

 

重圧から解き放たれて

病院に行くとなると一日がかりだろうと思っていました。

結局行かずに済んだので家を出て3時間で戻ってきました。

 

予定より早い帰宅に子どもたちは喜んでいました。

子どもたちには、第三子のことはすぐに話さないことにしました。

 

妊娠検査薬だけではまだ確定ではありません。

まだ産婦人科に行って正式な診断をうけたわけではありません。

 

決意したもののやっぱり勘違いかもしれないな。

今度は急に実感がわかなくなりました。

 

前日の睡眠不足、重圧から解放された安堵感から、ソファーの上であっという間に意識を失いました。

 

関連コンテンツ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です