開票作業の流れ、投票用紙はどうやって数える?|開票立会人の体験談
選挙カーの運転手、候補者の影武者、開票立会人・・・
今まで全く選挙に関心のなかった私が、とある選挙に関わったときの体験談をまとめました。
私の貴重な人生経験をシェアしたいと思います。
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開票作業はじまる
午後8時25分
他の候補者から選出された立会人も集合しました。
時間は8時30分
開票所の準備は整い、開票作業が始まりました。
開票所の配置図
投票箱の確認
まず、全ての投票箱にカギがかかっているか、投票箱の置かれたテーブルをグルっと回りました。
次に、開票作業員が投票箱の施錠を外し、フタを空けました。
再び投票箱の置かれたテーブルをグルっと回り、投票箱の中に投票用紙が入っているかを確認しました。
次に、投票箱から投票用紙が大きなテーブルの上にザーッと出されました。
もう一度、投票箱の置かれたテーブルをグルっと回り、投票箱の中に投票用紙が残っていないかを確認しました。
投票用紙の振り分けが始まる
午後8時40分
大きなテーブルの上に出された投票用紙を作業員が整え束にまとめました。
束にまとめられた投票用紙が読取分類機という機械に投入されていきました。
読取分類機とは
読取分類機とは郵便はがきを自動仕分けするような機械で、候補者ごとに投票用紙が分別されていきました。
なお機械で分別できない投票用紙は審査係に回され、一枚一枚目視の上、無効票・有効票に振り分けられていきました。
投票用紙は何度も点検し数える
読取分類機で候補者ごとに分別された投票用紙を点検第一係が一枚一枚確認し、問題のある投票用紙がないか確認をしました。
問題のある投票用紙は審査係に差し戻され、無効票・有効票に振り分けられていきました。
問題のない投票用紙が計数係の手に渡されました。
計数係が計数機に投票用紙を投入し、投票用紙200枚で一束を作りました。
計数係から回ってきた束を点検第二係が、枚数が間違いないか、問題のある投票用紙がないかを一枚一枚めくって最終確認を行いました。
投票用紙が立会人のもとへ
午後8時55分
最初の投票用紙の束が選挙立会人の机に運ばれてきました。
投票用紙の束の確認し、確認が終わったら投票用紙の束の先頭にある用紙に選挙立会人が押印していきました。
投票用紙の確認押印は全ての候補者分で、自分の陣営の分だけでありません。
確認といっても枚数を一枚一枚数えることはしませんでした。
ざーっと投票用紙をめくっていき、おかしなことを書いている投票用紙がないかを確認しました。
全ての立会人が押印すると、選挙長が押印しました。
選挙長の確認を終えた投票用紙は開票確認を終えた投票用紙を置くテーブルに並べられていきました。
見物客や取材者はこのテーブルに並べられている投票用紙の束の数で当落の感触を見極めることになります。
午後9時10分
投票用紙の束がどんどん回ってきました。
もう中身を確認する余裕はなくなり、ひたすら表紙に印鑑を押して次の立会人に回すモードになりました。
午後9時30分
会場の視線が一点に向けられました。その先には・・
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