突如やってきた影武者体験!?|選挙カーに乗ってみた(7)
選挙カーの運転手、候補者の影武者、開票立会人・・・
今まで全く選挙に関心のなかった私が、とある選挙に関わったときの体験談をまとめました。
私の貴重な人生経験をシェアしたいと思います。
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候補者が乗っていない選挙カー
私は、選挙カーには常に候補者が乗っていると思っていました。
私がいた選挙事務所では、候補者がお昼休憩中は候補者なしで選挙カーを走行させていました。
選挙カーの車上の看板は目立つ
選挙カーの車上の看板はとても目立ちます。
そこで車通りの多い地点に選挙カーを停車させていました。
停車地点までは選挙カーを静かに走行させます。
候補者もウグイス嬢も乗っておらず、下手なことを言って、誰かに聞かれているとよろしくないからです。
候補者の影武者!?
選挙戦後半に差し掛かると、候補者がお昼休憩中、ウグイス嬢だけで選挙カーを走行させようということになりました。
ウグイス嬢の声だけだと盛り上がりに欠けるということで、誰か男性を同乗させることになりました。
白羽の矢が立ったのは私でした。
選挙カーの運転手をしているときにウグイス嬢さんと盛り上がっていたので、なんとかなるだろうとのことでした。
運転手のときと違ってマイクをつかうので緊張しました。
候補者の名前を連呼。
〇〇(地域名)のために頑張ります。
皆さんの声援が力になります。
アドリブをきかせてボロがでないように、同じセリフを何度も繰り返しました。
自宅の前を通る
私が候補者の影武者をしているときに、選挙カーで私の自宅の前を通りました。
自宅の前でも定型文をひたすら叫び続けました。
夜、家に帰って、妻や子どもたちに、「今日のお昼頃、選挙カーの声、違わなかった?」と聞きました。
「いつもより元気だった気がしたけど、どうして?」
私が影武者していたと気づかなかったようです。
候補者と私の声はそんなに似ていませんが、まさか私が影武者をしているなんて考えもしなかったのだと思います。
元議員さんの応援
あるときは、どこかの元議員さんが応援にきて、選挙カーに乗っていただくことになりました。
さすが経験者。
スラスラと的確にセリフを叫び続けていました。
チーム一丸となって
選挙は候補者一人の力では戦うことはできません。
選挙カーに乗っている人だけでなく、選挙事務所にいる人も含めて、チーム一丸となって戦わなければいけないと肌で感じました。
選挙事務所での経験は普段の仕事では味わうことのできない貴重なものでした。