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新人国家公務員の年末年始、「朝電」って何?|国家公務員 キャリアガイド(9)

元採用担当者が語る国家公務員一般職試験

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

 

新人国家公務員の年末

課の忘年会

忘年会は所属課で毎月積み立てた会費で行きました。

 

歓迎会に続き、高級中華料理に足を踏み入れました。

二次会は課長行きつけのスナックへ。

 

さらに三次会は係長と居酒屋へ。

普段は分からない課内の人間模様(グチ)について終電まで話を聞くことになりました。

 

二次会も三次会もおごりだったので、はち切れそうなほど食って、飲みましたが自己負担はゼロでした。

 

部の忘年会

所属「部」の忘年会にも参加しました。

4つの「課」が集まって一つの「部」を組織していたので、結構な人数でした。

 

ベロベロに酔った状態で「子持ちルーキーですけどよろしくお願いします」自己紹介させられた記憶が残っています。

 

部の忘年会は庁舎の食堂で行われました。

二次会は係長に連れられ普段全く接点のない職員と飲みました。

 

私は「子持ちルーキー」で飲み会誘えないオーラが出ていたので忘年会は2回だけでしたが、部課以外の同僚や他局の職員など毎日のように忘年会だった職員もいました。

 

朝電

忘年会シーズン、始業5分前の8時25分頃に電話がかかってくることがありました。

 

「1時間時休とって出社します」

 

国家公務員は年次有給休暇を1時間単位で取得できます。

飲み会の翌日寝坊して1時間遅れて出社するのに時間休を取得していました。

 

朝電話して休暇をとるから「朝電」と言われていました。

 

私は「朝電」のお世話になったことはありませんでした。

 

大掃除

いよいよ年末御用納めの日を迎えました。

みんなで大掃除するのかなと思っていたのですが一向に始まりませんでした。

 

「掃除しないんですか?」係長に聞くと、

「自分の机周りくらいやっとけばいいで」と言われました。

 

私はやることがなかったので掃除をはじめましたが、課内・官署内を見渡しても掃除をしている人はほとんどいませんでした。

 

廊下は業者の人が日々掃除してくれますが、事務室内には業者は掃除しません。

事務室の入り口のドアが真っ黒だったので一人黙々と掃除しました。

 

1年目から毎年のように真っ黒なドアを掃除しました。

 

年末のあいさつ

御用納めの日、事業者や関係団体の方が挨拶回りに来られました。

来られたら掃除の手を止めて、頭を下げて終了。流れ作業でした。

 

こちらからあいさつに出向くという感じではありませんでした。

 

夕方17時を回ると、課長が「部長にあいさつにいくぞ」と課員に呼びかけました。

課員全員で部長室まで行き「1年間お世話になりました」とあいさつをしました。

 

終業の音楽が鳴り年内の業務が終わりました。

「お世話になりました。よいお年をお過ごしください」とあいさつをして帰りました。

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新人 国家公務員の年明け

年始のあいさつ

年末のあいさつとは対照的に年始のあいさつはあっさりしたものでした。

 

課内で「今年もよろしくお願いします」とあいさつしたくらいでした。

 

事業者や関係団体もほとんどきませんでした。

年始のあいさつは賀詞交歓会で行うことが慣習だったようです。

 

年賀状

事業者や関係団体から年賀状が届きました。

一度総務課で収集し、各課に分配する仕組みになっていました。

 

課あてだけでなく、課員一人一人あてに年賀状を送付する事業者・関係団体もありました。

入社3か月の新人にも年賀状が届き感動しました。

 

結構な枚数でしたがお年玉抽選は切手シートが2,3枚当たっただけでした。

もし高額な商品が当たっていたらどうしていたんだろう。今でも疑問です。

▼ 続きは・・

出張旅費を具体的に解説

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