公開模試と社労士試験本試験の結果を分析して分かった合格の要因とは?|社労士試験 独学 一発合格体験記
私が平成26年度の第46回社会保険労務士試験に独学で一発合格したときの経験談をまとめました。
勉強法、試験当日の様子、自己採点、試験後の発表日までの心境など余すことなくお伝えします。
今回が、社労士試験 独学 一発合格体験記 最終回となります。
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公開模試と本試験の結果を分析
- 資格の大原の公開模試(2回分)
- 社労士Vの誌上模試
- 社労士試験の本試験
結果を科目別・時系列順に表にして分析してみました。
本試験の結果は?
社労士試験本試験の結果は自己採点どおりとなりました。
択一式の結果分析
「労働基準法・労働安全衛生法」が得点が伸びない苦手科目だったことが分かります。
本試験も基準点上でヒヤヒヤものでした。
「労働基準法」は最初に勉強する科目で得意な方が多いと思いますが、点数を伸ばすことができませんでした。
「健康保険法」の模試で基準点割れを起こしていますが、本試験では満点でした。
基準点割れで危機感を感じ、力を入れたことが功を奏したと思います。
もっとも安定していたのは「雇用保険法」
数字にまつわる問題が多いため、語呂合わせ本や数字問題集を買い足して力を入れたことが功を奏したと考えられます。
選択式の結果分析
「基準点割れは絶対に起こさない」という強い信念を持ち、日ごろの問題演習も取り組んでいたことが結果に表れました。
「労務管理の一般常識に関する問題」は、苦手まではいきませんが、答えづらい科目でした。
本試験でも3点ギリギリじゃないかと唯一不安になった科目です。
ドンピシャで試験問題と一致する予想問題はないので、白書を声に出して読み、文脈に慣れることを意識しました。
「労働者災害補償保険法」「雇用保険法」は安定した結果を出せました。
択一式同様に語呂合わせ本や数字問題集を買い足して力を入れたことが功を奏したと考えられます。
なぜ社労士試験に合格できたか!?
択一式・選択式の両方の結果からみると労働保険科目は得意だったと思います。
しかし、労働保険の大元となる労働基準法が苦手科目という矛盾した結果になっています。
試験ごとに最も得点できた科目が違うことも特徴の一つです。
私にはこの科目だったら誰にも負けないという得意科目はありませんでした。
解ける問題をしっかりとモノにするという勉強方針が結果にも現れたと言えるでしょう。
科目ごとに足切りがある社労士試験では、得意科目に集中する勉強方法がとれません。
満遍なく基本事項をおさえる勉強方針が好ましいと思います。
本試験はもちろん公開模試でも基準点割れの点数をとってしまったら、結果を振り返りたくもないと思うかもしれません。
このように得点の推移をまとめることで、見えてくるものがあります。
数字は語りかけてくれます。
まずは結果を紙に書き出してみてください。
社労士試験 独学 一発合格体験記 復刻版を書き終えて
2013年に受検した「第46回 社会保険労務士試験」の翌日から書き始めた記事を復刻版として訂正・加筆してきました。
4年前同様に多くの方に読んでいただきました。
9月のページビュアー数は、4月にブログを始めてから5か月間のページビュアー数の3倍になりました。
やっぱり数字に表れると励みになります。
ご愛読いただき、本当にありがとうございます。
そしてこれからも役に立つ情報を発信していけたらと思います。
試験に合格するという目標は達成できたが・・・
社会保険労務士試験に合格したい!という強い思いをもって勉強していた記憶が蘇ってきました。
一方で、資格をとった後の明確なイメージは持っていなかったように思えます。
試験に合格するという目標は達成できましたが、その先にある目的があいまいでした。
資格がダイレクトに活かされる社労士事務所への転職したにもかかわらず、2週間ももたずに辞めてしまいました。
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社労士試験の勉強は、私の財産
しかし、社労士試験の勉強は無意味だったとは思いません。
神戸の役所で働いていた間も、資格で得た知識を活かすことができました。
雇用保険の実務で、組織が一度も取り扱ったことのないレアケースを、勉強の中で得た知識を活用して正しい処理を行うことが出来ました。
また職場勉強会・研修会で講師を任されました。
今の職場(税理士事務所)では、直接社労士実務を扱うことはできませんが、周辺分野の知識として役立っています。
「なんのために勉強して資格取ったの」
そう言われたこともありました。
直接的な結果や成果につながらなくても・・・
一見無駄だったように見えても・・・
社会保険労務士試験の勉強し合格できたことは、自身を成長させる大きな財産になりました。
少しでも「社労士」が気になったら
社労士試験、社労士業務。
「気になるな」と思ったら、まずは何か始めてみてください。
今は本格的な勉強を始める前の入門書も充実しています。
入門書を本屋でザーッと立ち読みすることから始められます。
(注)最新版ではありません。私が本屋さんで立ち読みした入門ゼミです。
▼ コチラもご参考に