FP1級実技試験 口頭試問の実際のやりとりを再現!相続対策編(2)|FP 独学 一発合格体験記
2013年6月16日
金融財政事情研究会
FP1級 実技試験 資産相談業務
口頭試問での面接官との実際のやりとりをまとめました。
▼ 相続対策編 はじめから読むとき・・
今回は、相続対策編 第2回です。
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設例
口頭試問を再現
(注)私の発言には赤文字で下線を引いています。
次の問題点、分割の話まだですよね?それを提案してください。
はい。遺産分割の方法ですけど、まずどなたを後継者にするか?
後継者というか自宅や賃貸マンションを誰の所有にするか?
こういう方法が考えられる。
こういう方法はメリットがありますという形で回答していただきたいと。
自宅については、妻も長男も同居しておりますので小規模宅地等評価減の特例というものがあるんですけれども、その要件に合致するかな。
そのどちらが取得すればいいと思うんですけれども、えー、長男が取得するほうがいいと考えられるのは、その自宅の敷地がですね、今後急に値上がりしちゃうという、
そういう場合、そういう可能性がある場合は、長男が取得した方がよいと。
いずれ長男に行くんだから、長男にということね。
がいいかなと思います。
そうでない場合は、一度配偶者の方にという方法でもよいかと考えられます。
賃貸マンションは?
賃貸マンションについては、これも不動産の賃貸業、相続するということはその賃貸業を継続するという形になると思うのですけど、
えー、これは、そうですね、
先ほどの遺留分の問題もありますので、長男・長女が、まあ仲良く両方とも取得するというかたちでもよいかと考えられます。
では次に納税資金についてですが。
はい、納税資金が不足しますので、生命保険に加入される、ですとか、
これは法人成りしたときの前提なんですけれども、法人成りした後に役員退職金を支給できる。支給規定ですとか原資を確保して支給できるように。
あとは、これは賃貸業に関する考え方なんですけれども、えー、駐車場を売却するといった方法も考えられます。
不動産管理会社で役員退職金を支給するなど…それぐらいですかね?
これ納税資金だいぶ不足するかと思うのですが。
万が一足りなかったら。
会社を取得しますと株式を取得する形になりますので、金庫株の活用。
今から会社作るので、会社に剰余金ってありませんよね。
そうですね。はい。他には・・・えー、個人向け国債を売却
それは長女のでしょ、
はい、そうですね。
延納とかね
延納・物納といった方法も考えられます。
所得税の問題は青色申告するよりも管理会社作ったほうがよいという提案なんですね?
はい、私は、どちらかというとその方がよいかと思います。
▼ 続きは・・