私は2014年の第46回社会保険労務士試験に合格しました。
社会保険労務士の登録・開業に挑戦すべきなのか?
どこにでもいる普通のサラリーマンにどんな未来が待っているのか?
私の葛藤や決断をリアルタイムで記事していきます。
社労士試験合格を目指している方、社労士試験に合格し登録・開業を検討している方の参考になればと思います。
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社会保険労務士 登録・開業 しない・すべきではない理由
「自分たちでする時間がもったいないし、間違っていたら不安だからお金を払ってもいい」
確かな社労士業務へのニーズを裏付ける税理士事務所のお客様の言葉。
国家公務員の職場での経験を活かして、社会保険労務士として活躍します!
いつかは開業すると言って退職した国家公務員の職場への思い。
私が再び社労士登録・開業をしたいという夢を抱くようになった理由です。
一方で、社会保険労務士の登録・開業をしない方がいいと考える自分がいます。
なぜ社労士の登録・開業をすべきではないと思うのか。
その理由は4つあります。
- 時間に追われるのではないか?
- 人脈作りができるか?
- 社労士となった私個人に対して報酬を支払ってもらえるのか?
- 採算は合うのか?
一つ一つ分析してみたいと思います。
時間に追われるのではないか?
現在の税理士事務所の仕事に加えて、社労士として開業すると忙しくなるのは間違いありません。
仕事だけでなく家のこともあります。
事務所が休みの日は、幼稚園に通っていない子の子育てがあったり、妻の事業の手伝いをしたり、地域の仕事をしたり、あっという間に過ぎていきます。
今でも十分に忙しいのに、さらに忙しくなって、心も身体もボロボロになるのではないか?
子どもと昼寝したり、競馬中継を見たり、穏やかに過ごす休日はとても幸せです。
この幸せを手放してまでチャレンジする価値はあるのか?
自分にとって大切なものは何か?
優先順位を考えなければいけません。
自分の仕事量は自分で決める
大前提として、私は社労士の登録・開業をするとしても税理士事務所を辞めるつもりはありません。
そもそも、税理士事務所のお客様のニーズに応えたいことが社労士の登録・開業の理由です。
つまり、税理士事務所を辞めて開業してしまうことは登録・開業の目的から逸脱するからです。
税理士事務所の仕事という確固たる基盤があるわけなので、税理士事務所の仕事と家のことに負担がかからない社労士業務の範囲で活動すればいいわけです。
社労士業務の範囲は、労働社会保険の手続き・助成金の申請・労務管理の相談・年金相談・セミナーなど多種多様にわたりますが、その全ての業務をこなすことは不可能です。
まずは税理士事務所のお客様の労働社会保険の手続き業務に限定し、少しずつ業務範囲を拡げていけばいいわけです。
社長さん達も休むときはガッツリ休んで旅行に行くこともありますし、事業と子どもの学校行事を両立させている社長さんもいます。
「時間に追われて、幸せって何か?」なんて心を病むことはないと思います。
人脈作りができるか?
私は人見知りで新しい出会いを積極的に求めるタイプではありません。
税理士事務所の同業者団体の会合などでも自分から名刺交換することはまずありません。
同窓会もノンウエルカム。不特定多数が集まる場を避ける傾向にあります。
私の税理士事務所の先生は税理士団体、金融機関、商工会議所などゴルフや飲み会に顔を出しています。
また、私が接する社長・個人事業主はエネルギッシュに人と会う方が多いです。
人脈作りができなければ、事業者に向かないのではないかと心配になります。
不特定多数の人脈作りは必要ない
税理士事務所の先生や社長さん達も、気の知れた仲間とのゴルフや飲み会がほとんどで、その中で新たな出会いがあったり有力な情報を入手したりするようです。
一切ゴルフや飲み会に顔を出さない社長さんも中にはいます。
開業したからといって、すぐすぐ異業種交流会や同窓会といった不特定多数の集まりに無理して顔を出す必要はないわけです。
そもそも、税理士事務所のお客様のニーズに応えたいことが社労士の登録・開業の理由なので、人脈作りができないことを社労士の登録・開業をしない・すべきではない理由にはならないと思います。
私は人見知りで新しい出会いを積極的に求めるタイプではないのは間違いありませんが、時間をかけて特定の方と信頼関係を築くことは得意です。
お客様の期待に応えることができれば、そのお客様から新たなお客様をご紹介いただけるかもしれません。
社労士となった私個人に対して報酬を支払ってもらえるのか?
「自分たちでする時間がもったいないし、間違っていたら不安だからお金を払ってもいい」
税理士事務所の看板を背負った私に対してはそう言ってくれます。
果たして、社労士となった私個人に対して直接報酬を支払っていただけるのか?
報酬を支払っていただけることになっても、ランニングコストを賄うことはできるのか?
採算が合わないのであれば事業を続けていくことはできません。
夢を叶えるためにお金をつぎ込むほど生活に余裕はありませんし、家族に申し訳ないです。
まずはお客様の反応を確かめてみる
お客様に直接聞いてみようと思います。
- 社会保険労務士の登録・開業を考えていることを伝える。
- 今まで年金事務所やハローワークに行き、書類を作って申請していたことを代理で行うことができるので手間が省ける。
- 手続報酬の料金表を作っておいて、価格を御案内する。
お客様はどのような反応を示すか?
- 「費用がかかるのであれば自分でやるからいい」
- 「手間が省けるのであればお金を払うから手続きをお願いしたい」
社労士の登録・開業し報酬をいただくことになりますが、税理士事務所職員の身分はそのままです。
変に気負うことなく今までどおり接すればいいわけです。
社労士 登録・開業 しない・すべきではない理由の正体は、漠然とした不安
- 時間に追われるのではないか?
- 人脈作りができるか?
- 社労士となった私個人に対して報酬を支払ってもらえるのか?
これまで書いてきて「社労士 登録・開業 しない・すべきではない理由」は私の気持ちの問題と感じました。
漠然と登録・開業は難しいと不安に思い、恐れていただけなのかもしれません。
しかし、もう一つの理由。
- 採算は合うのか?
これについては慎重な判断が必要となります。
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