私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
▼ このページのコンテンツ
↓ ↓
2007年当時の新人研修の内容
4月1日。同期が入庁しました。
大学生の現役で公務員試験に合格した女の子で年は一つ下でした。
同期とは言えちょっと先輩になれた気がして嬉しかったです。
出先機関の合同入社式
同期にとって入社初日、早速、出先機関の合同宿泊研修がありました。
まずは、電車で合同入社式の会場に向かいました。
人事課課長補佐が同行し会場まで案内してくれました。
研修施設へ移動の車内
合同入社式で偉い人のありがたいお言葉をいただいた後、研修施設に移動するためバスに乗り込みました。
バスで同期と隣の席になり自己紹介し合いました。
半年前に入庁して働いた感想や結婚して子どもがいることを話しました。
実際はどうか分かりませんが、特に引いている様子もなく、むしろ好意的に話を聞いてくれたと思っています。
国家公務員の新人研修の内容(カリキュラム)
研修会場はバスで一時間ほどの山奥にあり由緒正しい旅館風の宿泊施設でした。
施設につくと早速研修が始まりました。
新人研修の内容は次のとおりです。
- 省全体の組織紹介と今後のビジョン
- 電話応対や名刺の渡し方などの新人社会人のマナー講座
- 公務員倫理
2日間みっちりと座学と実習の研修をうけました。
新人研修の懇親会
研修施設で過ごした夜、酒も懇親会もありませんでした。
懇親会の代わりに、総勢50名近い同期生が順番に自己紹介する機会がありました。
半年早く入庁している心の余裕から特に緊張しませんでした。
自己紹介を終えると見知らぬ人から声をかけられました。
「私は官庁訪問から希望していて採用面接をうけたけど駄目だったんですよ」
電話がかかってきたから面接を受けたとも言えず「これからもよろしくお願いします」とさらりと返しました。
寝る場所は個室ではなく大部屋に雑魚寝でした。
翌日15時頃に研修が終わり解放されました。
右も左も分からない山奥から電車で帰ることになり途方に暮れた記憶が残っています。
新人の宿泊研修はなくなった?
私がいた官署は、現在、宿泊研修は行われなくなりました。
なるべく余計な経費と時間的拘束が発生しないように時代の流れは進んでいます。
.
庁舎内の研修
合同研修の翌日から庁舎内での研修が行われました。
私は10月入庁時に総務・人事・会計の官房三課研修は受けていたので、それ以外の研修をうけました。
官署内にある全ての部署から各1時間程度の研修をうけました。
ひたすら聞きっぱなしだったので睡魔に襲われることもありました。
全部で1日半みっちりと組織について学びました。
入庁から1年で受講した業務研修の内容は?
入庁から1年が経った10月。
業務研修を受講しました。
この業務研修は4泊5日の宿泊研修でした。
業務研修はどこで行われる?
業務研修は、関東にある省専用研修施設で行われました。
研修施設まではもちろん一人で行かなければなりません。
東京駅の人の多さと複雑な乗り継ぎシステムに、不安な田舎者感丸出しで彷徨いました。
業務研修のカリキュラムは?
この業務研修は新人を対象としたものではなく、どちらかというと中堅層以上の職員を対象とした研修でした。
自治体や民間企業からの参加者もいて、入社1年のひよっこには少々場違いな研修でした。
グループでテーマを決めて政策提言する場も用意されていました。
専門知識は全く太刀打ちできないのでパワーポイントで資料を作る担当になりました。
心強い先輩の助けをかりてなんとか研修カリキュラムを卒業することができました。
研修所は個室?
研修所は個室でトイレとお風呂も各部屋についていたのでプライベートは守られていました。
他の研修生を室内にいれることは固く禁じられ、話をしたければ休憩室を利用する必要がありました。
夕方になると研修所から外出できたので自転車を借りて周囲を散策しました。
食堂は初日の懇親会以外は利用せずにスーパーなどで安いパンや弁当を購入し過ごしました。
研修旅費の精算
最終日、研修所で研修旅費の精算をうけました。
往復の新幹線代などの交通費と日当を現金で受け取りました。
研修所で現金を受け取ったのは、この研修が最初で最後でした。
研修報告会!?
研修から帰ってくると研修報告会という名の飲み会が課内でありました。
周囲を散策して迷子になった話など上司に報告しました。
なお、4泊5日の研修で長期間家を空けるので妻と1歳の息子は妻の実家に帰省しました。
研修が終わってもしばらく帰ってきませんでしたが・・・
▼ 続きは・・
▼ コチラもご参考に