平成29年10月。 思いがけず まさかの3人目妊娠が発覚しました。
第三子を受け入れていく普通の夫婦の姿を「夫」の視点で描いています。
私たちと同じ境遇で苦しんでいる方、子どもを産むことは決めたけど不安な方の一助になれば幸いです。
▼ このページのコンテンツ
仕事中も気が気でない
私の勤務先は自宅から車で5分の位置。
内勤の場合は連絡があればいつでも駆けつけることができます。
しかし月末になると外出することが多くなります。
水曜日は車で片道1時間半のお客様の会社へ出張。
道中、気になって仕方ありませんでした。
お客様の会社に到着後、速やかに仕事を終わらせ、状況を確認しました。
「全然そんな気配ないよ!」
安心して会社に引き返しました。
結局、何事もなく帰宅。
翌木曜日は事務所での内勤。
いつ出動がかかってもいいように、倍速で仕事を片付けました。
何事もなく、午後は手持ち無沙汰で過ごすことになりました。
金曜日は午前中出張。
結局、呼び出しはなく週末を迎えることになりました。
.
毎晩、夜中に目が覚める
妊娠37週目の健診日以後、妻は夜中の2,3時に目が覚めるようになっていました。
ズキズキとお腹が痛くなくなり、眠れないようです。
子どもが小学校に行き、私が出社すると、ウトウトしているようです。
その日は近づいているな。と感じました。
日付が変わった真夜中・・・
「早く出てきてほしいよね」
家政夫のミタゾノを見ながら金曜の晩を過ごしていました。
すると妻が突然トイレに駆け込みました。
そして、そのままシャワーを浴び出てきました。
日付は変わり、真夜中0時15分。
「いよいよかな、お腹の痛みが強くなっている」
さらに15分、様子を見ましたが痛みが継続しました。
病院に電話をして、夜間対応のお願いをしました。
荷物の最終確認をして、リポDを飲みました。
長男を起こし「病院行ってくるから、朝いないからね」と言いましたが明らかに寝ぼけていていたので、メモを残し、朝起きたら最初に行くであろう場所「テレビ」の画面に貼り付けました。
車で15分 急ぐ
時間は0時45分。
産婦人科までは車で15分の道のりです。
真夜中、車は疎らでしたが、スピード抑制のための信号機に何度も引っかかりました。
後ろでは妻が「吐きそう」と言って気持ち悪そうにしていたので焦りました。
産婦人科に到着 夜間入口から院内へ
予定通り1時に産婦人科に到着し、夜間入口のベルを鳴らしました。
すぐにロックが解除され中に入りました。
真夜中の病院でしたが、産婦人科ということもあり怖い感じはしませんでした。
エレベータで2階に上がると当直の助産師が出迎えてくれました。
陣痛室に案内される
すぐに陣痛室に案内されました。
産婦人科で用意される入院セットの案内がされ、助産師さんに母子手帳と入院同意書を渡しました。
そして、奥の分娩室で検査しに行きました。
私は同行せず陣痛室で本を読んでいました。
10分くらいで検査を終え妻が戻ってきました。
「なんだか落ち着いた気がする」と言いました。
御産にむけて点滴
助産師さんが「上2人が早かったから準備はしておきましょうね。」と言い点滴の準備を始めました。
以前の検査で溶連菌が陽性だったため、点滴が必要とのことです。
「これでしばらく様子を見ましょうね。部屋を暗くしておきますので、ゆっくりしてください。」
助産師さんが優しく話してくれたので目を閉じました。
1時間前に飲んだリポDの効果は全くなく、すぐに私は眠りに落ちました。
私が次に目を覚ましたのは、4時40分でした。
関連コンテンツ