筆者の生い立ちから、ブログ開設までの経緯をストーリー形式に綴っています。
▼ 記事一覧
筆者の半生を振り返る
▼ このページのコンテンツ
「やめたい」が止まらない
たった数日しか働いていないのに「やめたい」感情があふれて、頭から離れなくなりました。
それでも、なんとか仕事をこなしていきました。
わからないことは忙しそうにしていても聞こう。
コミュニケーションをとるよう心がけました。
しかし、木曜日の夕方、おそらく事務所で一度も扱ったこともないであろう「ややこしい案件」が私にまわってきました。
どれだけ考えても答えなんて出てきません。
「こんな仕事いつまでにすればいいの?」時間だけが過ぎていきました。
外は真っ暗。
ラジオからは世紀末を思わせるようなクラッシックコンサートの音楽が流れてきました。
追い詰められました。
できない自分への絶望感
「もう限界・・・無理」
「なんでできないんだろう」
「俺ってダメなやつ」
つい数日前まではバリバリと自分の思い通りに仕事をしていた自分。
今は簡単なシステム操作さえ悪戦苦闘。
必要な書類や文房具さえ見つけることもできない。
そのギャップに耐え切れませんでした。
.
妻と両親に退職の意思を伝える
自宅に帰り、妻に伝えました。
「もうあそこでは働きたくない」
神戸で働いていたときは見せたことのない疲弊しきった私の姿・言葉に、妻は「わかった、お疲れ様」と優しく声をかけてくれました。
その後、実家の両親にも辞めることを伝えにいきました。
「やり方が違い過ぎる」
「グレーな部分が多すぎて耐えられない」
そう言うと、あっさり了解してもらいました。
今思うと、自分の至らなさを認めることなく、言い訳・自己防衛に走っていました。
辞めると決めたら一日でも早く
辞めると決めたら、行動に移さずにはいられませんでした。
「一刻も早く関係を絶ちたい!明日にでも伝えよう」
そう決心しました。
その決心からしばらくして、激しい揺れを感じました。
熊本地震でした。
幸いにも我が家は物が落ちたり家具が倒れたりすることもなく無事でした。
その晩は、翌日のことで頭がいっぱいで一睡もできず朝を迎えました。
「おそらく社長はもう出社しているだろう。」
出社時間より1時間半早く家を出ました。
▼ 続きは・・
「辞めたい」修羅場と化した朝の職場
関連コンテンツ