上場廃止「日経平均VI先物指数ETN」の残余財産給付金を受領してみた

2022年3月17日をもって上場廃止となった「日経平均VI先物指数ETN」

 

上場廃止のお知らせが届いた段階で多くの保有口数を売却しましたが、せっかくの機会なので上場廃止時点で、一口だけ残しておきました。

 

上場廃止から1ヶ月以上経った4月の終わりに「残余財産給付関係書類 在中」という封筒が郵送されてきました。

 

「残余財産給付関係書類 在中」封筒の中身

封筒には3種類の書類が入っていました。

  • 残余財産給付金領収書(裏面に受け取り方法が記載)
  • 残余財産給付金計算書
  • 残余財産給付金の税務上のお取り扱い

領収書・計算書を確認すると今回受け取ることができる残余財産給付金が記載されていました。

その金額は「107円」でした。

残余財産給付関係書類「日経平均VI先物指数」

「日経平均VI先物指数ETN」最終売買日の終値

ここで「日経平均VI先物指数ETN」最終売買日2022年3月16日の終値を確認してみると「114円」でした。

「日経平均VI先物指数ETN」最終売買日の終値

最終売買日の終値で成行注文をしていれば「114円」受領できましたが、上場廃止にかかる諸費用が発生したのでしょうか、受領額は「7円」目減りし「107円」となっていました。

 

残余財産給付金の受け取りへ

残余財産給付金を受け取るために「残余財産給付金領収書」を持参して、ゆうちょ銀行の窓口に行きました。

給付金 受け取り方法

ここで問題が発生しました。

 

受領印の印鑑を忘れてしまったのです。

窓口の方に「署名ではダメですか」と確認しましたが「印鑑じゃないとダメです」と一蹴されました。受領印は忘れずに持参しましょう。

 

その日は諦めて、後日、「残余財産給付金領収書」それに「印鑑」を持参して、ゆうちょ銀行の窓口に行きました。

窓口で受領印欄に印鑑を押印して、待つこと3分、窓口に呼ばれました。

コイントレーに「107円」が用意されていたので受領しました。

受け取った残余財産給付金107円

順次手放して正解だったのか、最後まで待った方がよかったのか

私は上場廃止のお知らせが届いた時点で、保有していた「日経平均VI先物指数ETN」を売却していきました。

株式市場での売却分

2022/1/19 100円×21口=2,100円

2022/1/21 103円×10口=1,030円

2022/3/2   106円×5口=530円

2022/3/8      122円×4口=488円

 

残余財産給付金の受け取り分

2022/5/11 107円×1口=107円

合計で4,255円でした。

 

もし1口も売却せず残余財産給付金として受け取っていたら107円×41口=4,387円となり、132円多く受け取ることができたことになります。

そもそも44,276円を投じているのでどちらにせよ4万円以上の損失なので、もうどうでもよい誤差です(笑)

 

このように上場廃止になったからと言って1円も戻ってこないことはありませんが、結構な損失となってしまい、改めて損切りの大切さを学習させていただきました。

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