前例のない業務、健康増進事業の企画実行|国家公務員キャリアガイド
私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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健康増進事業を企画
国家公務員共済組合の保健事業では人間ドック受診費用の補助のほか、組合員の健康増進に寄与する取り組みを行うことができます。
しかし健康増進事業の実施義務はないため、長いこと実施されていませんでした。
人事課長と下半期の人事評価の目標設定面談をした際に「健康増進事業の企画」を加え取り組むことになりました。
スキルアップ研修の講師に続き再び前例のない業務でした。
健康をテーマにした講演会
前例のない業務はやることに意義があると考え、もっとも一般的な講演会を開催する方向で動き出しました。
講演会を開催するためには講師を決めなければいけません。
講師は誰でもよいわけではなく、選定した合理的な理由が必要となります。
組合員(職員)の健康管理をしている健康管理医が適任であると考えました。
健康管理医であれば健康をテーマにした一般的な講演だけでなく、組合員(職員)の健康診断や人間ドックの健診結果を踏まえた組織の実態にあった講演も可能であるからです。
健康管理医に相談
10月下旬、健康管理医に相談に行きました。
健康診断や人間ドックの結果を提出するため、健康管理医とは何度も顔を合わせたことはありましたが、ゆっくりと話をしたことはありませんでした。
講演会を開催する目的、開催時期・所要時間、開催場所、謝金などを記載した書類をあらかじめ作成しておき、書類に沿って説明をしました。
一通り説明を終えると「いいですよ」と快諾してもらいました。
開催時期が2月とまだ先だったのでスケジュールが組みやすかったのだと思います。
共済組合本部へ予算要求
健康管理医から快諾してもらったことを人事課長に報告しました。
次は共済組合本部に対して、講師謝金の予算要求をしなければいけません。
まずは本部担当者に一報を入れて、予算要求の公文書を作成しました。
講演会の概要、講師の選定理由、謝金の金額の根拠などを書類にまとめました。
講演会という比較的無難な内容だったことと書類はしっかり作り込んでいたため、すんなりと予算をつけてもらえました。
講師と打ち合わせを重ねる
予算要求が通ると正式オファーしました。
講演内容はお任せでしたが、配布する資料や使用する機材の有無について、何度か打ち合わせしました。
インターネット検索をすると講師が個人的なブログをしていることが分かったので、打ち合わせのときの雑談ネタにしました。
回を重ねるごとに講師と信頼関係を築くことができ、いろいろな話を聞かせていただきました。
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