選挙カーの運転手、候補者の影武者、開票立会人・・・
今まで全く選挙に関心のなかった私が、とある選挙に関わったときの体験談をまとめまし
た。
私の貴重な人生経験をシェアしたいと思います。
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選挙カー運転する前のウグイス嬢のイメージ
選挙カー運転を経験するまではウグイス嬢と言えば「爆音で候補者の名前を連呼し叫び続けるうるさい人」というイメージしかありませんでした。
選挙カーを運転しウグイス嬢に接していると、よくないイメージが払拭されました。
ウグイス嬢が叫んではいけないシーン
私は、ウグイス嬢は常に叫び続けていると思っていました。
しかし、叫んではいけないシーンではピタッと叫ぶのを止めていました。
叫んではいけない施設
- 葬儀場
- 病院
- 学校
- 学習塾
これらの場所を確認し近づいてきたら「マイク落とします」と言って静かにしました。
場所を通過すると「ありがとうございます!」を第一声に再び叫び始めました。
赤信号で停止中
また赤信号で停止しているときも前後の車両の迷惑にならないように、叫ぶのを止めます。
トンネル内
トンネル内はハウリングするので、ウグイス嬢だけでなく候補者もマイクを使わないように、マイクのスイッチをサッとオフにします。
選挙運動なので叫ぶのが仕事ですが、最大限の配慮をしていると感じました。
一つ路地が違うとウグイス嬢の声は聞こえない
選挙カー運転が休みだったとき、選挙参謀から選挙カーに連絡事項を伝えるように指示されたことがありました。
だいたいの位置を教えてもらい選挙カーの近くまでは移動しました。
「近くまできたらウグイス嬢が叫んでいるから見つかるだろう」と思っていました。
しかしウグイス嬢の声が近くに聞こえたかと思うと、全く聞こえなくなり、なかなか見つけることができませんでした。
選挙カーの車上についているスピーカーの向きで、音が聞こえる範囲は限定されます。
一つ隣の路地を走っていても遠くの方から聞こえたことも多々ありました。
待機中のウグイス嬢も大変!
私が運転する選挙カーにはウグイス嬢が基本3人乗っていました。
1人30分担当したら次の人に交代します。
待機中のウグイス嬢はのど飴を食べ、水で喉を潤していました。
もちろん座っているわけではなく、車外にむけてひたすら手を振り続けます。
「どこで見ているか分からないから手は振り続けています」と言われました。
ウグイス嬢が2人体制になったとき、一緒に手を振らせてもらいましたがメチャクチャ疲れます。
両手で手を振りながら笑顔で「ありがとうございます!」と叫んでいると腕もパンパンになり声を枯れました。
また候補者が車を降りて、あいさつにいくときは一緒に車を降りてビラ配りをします。
あいさつのために車を降りるときはタラタラ歩いていくことはなく、基本ダッシュです。
坂道の登り下りや畑など足元の悪い道は体力を奪われます。
叫んでいるウグイス嬢よりも車内待機のウグイス嬢の方が大変かもしれません。
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