私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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▼ 関連コンテンツ給与簿監査当日 お昼休み
給与簿監査が丸一日かかる場合、お昼休みをはさむことになります。
人事院職員と和やかに会食することはありません。
私は自分のデスクで弁当を食べていましたし、他の職員は食堂で昼食をとっていました。
給与簿監査を受ける側はいつもと変わらぬ昼休みを過ごします。
人事院職員は弁当を持参して会場内で食べたり、食堂を利用したりと私たちと必要以上に接触することはありません。
給与簿監査 総括
15時半~16時くらいになると、保存書類に付箋紙を貼った箇所について担当者へのヒアリングが終了します。
人事院職員から「本日の給与簿監査の打ち合わせをしますので一旦退室ください」と案内されます。
退出してから10~15分経つと人事院職員が呼びにきます。
人事課員総出で会場に向かいます。
皆の緊張感が一気に高まります。
まずは指摘事項
職員の給与支給額に影響を及ぼす案件(給与を返納させる必要がある案件)がある場合、冒頭で指摘事項として伝えられます。
指摘事項がある場合、ヒアリング時点で指摘事項とする旨の確認が行われるため、いきなり指摘事項と通告されることはありませんでした。
指摘事項とされた案件については、適切な処理を行い、人事院に報告する必要があります。
軽微な誤りは、指導事項
職員の給与支給額に影響を及ぼさない軽微な誤りについては指導事項として伝えられます。
給与支給額に影響はありませんが誤りはきちんと訂正します。
最後に総評
指摘事項、指導事項を伝えられると最後に総評を伝えられます。
よく耳にしたのは「概ね良好」という総評でした。
軽微な誤りはどうしても発生するため、完璧に「良好」と言われたことはありません。
総評まで聞き終わると給与簿監査は終了となります。
監査が終わると人事院職員は荷物をまとめてすぐに帰ります。人事課職員も早く帰ってほしいので「エレ送」します。
給与簿監査が終わったら
人事院職員を「エレ送」したら、給与簿監査が終わった旨、メールで周知します。
メール周知をする頃には終業時間となります。
終業時間を迎えたら、たとえ指摘事項があってもその日は仕事を切り上げて、給与簿監査を乗り切ったということで人事課内の打ち上げをしました。
支局から担当者が来ている場合は打ち上げに参加してもらいます。
緊張感から解放されるので給与簿監査後の打ち上げは荒れることがありました。
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