国家公務員 キャリアガイド

「扶養状況のお尋ね」調査の結果、所得超過で全ての扶養が取り消しに。戻入、年末調整のやり直し|国家公務員 キャリアガイド

投稿日:2020年10月5日 更新日:

私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。

 

2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。

 

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全ての扶養の認定取消

市役所の市民税課から「扶養状況のお尋ね」という書類が届きました。

お尋ねの対象職員に話を聞くと、家賃収入を含めると全ての扶養の認定を取り消す必要がありました。

  • 扶養手当の扶養親族
  • 所得税・住民税の扶養親族
  • 共済組合の被扶養者



扶養手当の扶養親族

扶養手当を支給していましたが、認定当初に遡って取り消すことになりました。

 

遡って取り消す期間は20ヵ月分。

 

扶養手当だけでなく扶養手当を計算基礎とする地域手当・期末手当も再計算し、返金してもらうことになりました。

 

前年度分の返金は納入告知書、本年度分の返金は給与調整

返金してもらう各手当は前年度12ヵ月分と本年度6ヵ月分がありました

 

本人は返金分の全てを給与調整することを希望していました。

 

しかし、前年度分は会計課に納入告知書の発行を依頼し告知書で返金してもらわなければなりませんでした。

支払う給与と返金する各手当の年度が異なるからです。年度が違うと返してもらう口座が変わってくるのです。

 

本年度6か月分は本人の希望どおり給与調整して、返金してもらいました。

 

所得税・住民税の扶養親族

年末調整のやり直し

前年の年末調整でお母さんを扶養親族で申告しているため、扶養親族から外して再度年末調整を行いました。

 

この年末調整のやり直しは、扶養手当などの返金を加味して行いました。

 

受けられなくなった扶養控除額(所得増)> 扶養手当などの返金額(所得減)

 

年末調整のやり直しの結果、所得税を追加徴収することになりました。

所得税は給与天引きして、税務署に納付しました。

 

管轄税務署に法定調書の再提出

年末調整のやり直しをしたので、税務署に提出した法定調書合計表を再提出する必要がありました。

 

訂正後の法定調書合計表を提出すればよいと思っていましたが違いました。

 

既に提出した法定調書合計表を取り消す書類を提出して、その上で訂正後の法定調書合計表を提出する必要がありました。

 

職員が居住する市に給与支払報告書を再提出

「扶養状況のお尋ね」を郵送してきた職員が居住する市の市民税課に、年末調整のやり直しを反映した給与支払報告書を提出しました。

 

「扶養状況のお尋ね」に対して「年末調整のやり直しを行った」と回答した書類もあわせて提出しました。

 

給与支払報告書の提出後、2週間ほどで給与天引きする住民税の再決定通知が、市から郵送されました。

再決定通知に従い翌月給与から住民税の天引き額を変更しました。



共済組合の被扶養者

共済組合の被扶養者として病院に通院していました。

保険者である共済組合が負担していた7割の医療費を返金してもらいました。

 

返金してもらった7割の医療費は国民健康保険に遡って加入することで国民健康保険に請求することができます。

その場合、加入時点まで国民健康保険料を支払う必要があります。

 

扶養に入れる判断は慎重に行う必要がある

給与・賞与の返金、所得税・住民税の追徴、医療費の返金。

 

扶養に入れる判断を誤り、とんでもない額を一気に払う事態になってしまいました。

 

全てが終わった後、職員は「高い授業料になりましたがスッキリしました」と言っていたのがせめてもの救いでした。

 

扶養に入れるときは認定担当者も職員もしっかりと資料を集めて慎重な判断を行う必要があることを思い知らされた出来事でした。

 

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