私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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人事係に配属から1年
2013年春
人事係に配属されて1年が経ちました。
配属直後は採用者・転入者に対応しながら給与計算しなければならず連日連夜の残業でした。
1年間、人事異動の事務処理・給与計算を繰り返しすることで経験値が増えました。
超過勤務時間は3月6時間、4月5時間と大幅に削減されました。
おもてなしの心をもって採用者・転入者を迎え入れる
採用者・転入者にスムースに対応するための事前準備をきちんと行いました。
提出してもらう書類にはなるべく情報を記載しておき、書類作成の手間がかからないようにしました。
ないと非常に不便な身分証明書兼セキュリティゲート通行証は着任日のうちに発行し交付しました。
全国異動をする職員は異動には慣れていますが、全く知らない土地だと何かと不安なものです。
書類作成やセキュリティゲートの通行で不憫な思いをさせないように「おもてなしの心」で接することを心がけました。
かなりクセのあるキャリア部長
その年の転入者の中に、かなりクセのあるキャリア部長がいました。
異動前に上司が電話でやりとりしていましたが、電話のたびに表情が険しくなっていました。
話を聞くと「公務員宿舎に入りたくない」「個人情報を教えたくない」と言われたようです。
事前にクセのある人だと分かったので着任後の対応を工夫しました。
個人情報をつかって書類を作成するときは、作成する書類の種類と利用する情報について承認を得ておく。
部長がパソコンでパスワードを入力するときは、パソコンから離れキーボードタッチを見ていないことをアピールする。
気を遣いながら対応していると部長も少しずつ心を許してくれました。
部長のパソコン画面を見せてもらうことがありました。
目に飛び込んだのは今までに見たことのない衝撃的なものでした。
パソコンの画面は全面が真っ黒で文字が緑だったのです。
私がキョトンとしていると「これが目の負担が最も少ない配色なんだ!」解説してくれました。
「知らなかったです。こんなの見たことありません。すごいです・・・」と驚くと嬉しそうな顔をしていました。
転入から3か月くらいは部長室に呼び出されて、質問に答えたり、お話を聞かされたりと気に入ってもらえました。
おもてなしの心をもって接すれば相手も心を開いてくれる
この経験は税理士事務所に転職した今でも活かされています。
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