私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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▼ 関連コンテンツ給与計算ミスを職員に説明に行く
- 俸給・諸手当の「正しい支給額」と「既に支給した額」の差額の一覧
- 共済掛金の「正しい天引き額」と「既に天引きした額」の差額の一覧
これらをまとめた資料を作成し、人事課長の確認をもらいました。
資料をもって職員に説明に行きました。
人事係長と職員のデスクへ
さすがに一人で行くのは心配だったので人事係長と二人で職員に説明に行くことにしました。
職員が座っているデスクに行き「給与のことで説明したいことがあるのでお時間よろしいですか?」と伝えました。
職員は何の疑いも持たず「いいですよ、あちらのソファーで話しましょう」と言いました。
恐怖の説明
ソファーに座り資料を見せました。そして重い口を開きました。
「〇さんがこちらに異動してから、給与計算が誤っていました。全部で〇万円の過誤払いが発生しています。申し訳ありませんが返金いただかなければいけません。」
その瞬間「ふざけるな!」部屋に怒鳴り声が響きました。
「申し訳ございません」謝罪するしかありませんでした。
こんな事態になったのは誰の責任か?
職員の怒りは全くおさまりません。
「誰のせいだ!こんなふざけたことになったのは!」
「間違った異動連絡票を送ってきた異動元です!」
と言いたいところですが、
「給与計算を行い、決裁をとり、給与支給した私たちの責任です」と返事しました。
「だったら始末書をもって出直してこい!」と部屋を追い出されました。
「始末書を持ってこい」と言われたことを人事課長に報告
言わなければならないことは伝えたので、いったん人事課へ戻りました。
人事課長が心配そうに待っていました。
「ぶち切れられました。始末書持ってこいと言われました。」私が報告すると、
「まあ、そうなるよな。それっぽく作ってみてくれない」と言われました。
人事課長名で書類を作成
すぐに給与計算を誤った原因、再発防止策をまとめた書類を作成しました。
また過誤払いの返金方法、多く天引きした共済掛金の還付方法について記入しました。
人事係長に確認してもらった後に人事課長に提出しました。
「内容はこれで大丈夫。ただ始末書を顛末書に書き直して、人事課長名の文書にしておいて。印刷したら俺の印鑑を押すから。」
指示のとおり、表題を始末書から顛末書に改めて、人事課長の職名を足しました。
「よし、今度は俺も説明に行こう。」
再び職員のデスクに向かいました。
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