師走のある日。会社でお昼休憩にカップラーメンを食べるため、お湯を注ぎ、待っていました。
そんなとき、妻から電話がかかってきました。
「事故しちゃった、どうしよう」
動揺する妻の声を聞き背筋が凍りました。
事故現場、事故後の対応について体験談をまとめました。
▼ 記事一覧
▼ このページのコンテンツ
↓ ↓
▼ 関連コンテンツ現場検証の報告
現場検証から1週間が経ち、保険会社から現場検証の報告について電話がありました。
考えられる事故状況
妻の車両と相手の車両の事故による損傷を検証した結果、考えられる事故状況は2つあるとのことでした。
- 一時停止していた妻の車両に相手の車両が左にハンドルを切って衝突した。
- 一時停止していた妻の車両の前方を相手の車両が通過する際に妻の車両が動き衝突した。
1のケースであれば、衝突後に相手の車両が反対側に大きくふくれたことと矛盾します。
1のケースの可能性は考えられません。
「一時停止はしていたけれど、少しブレーキを離してしまい動いて衝突してしまった」2のケースと考えるのが自然です。
相手の走行位置に対する疑問
妻が動いてしまい衝突してしまったので、過失があることには納得しました。
しかし、相手の走行位置については、納得できませんでした。
妻はブレーキを離した程度なので、50センチメートルも前進していません。
フロントバンパーの擦り傷のみでエンジンの損傷は全くなかったことも、ほとんど前進しなかったことを裏付ける根拠となります。
相手は「妻の車に気づいていた」と証言していたけれども、気づいていたら衝突しないために、妻の車両を避けて走行するはずです。
対向車はなく、反対側の縁石までは2メートル以上ありました。
相手は妻の車両に気づいておらず、きちんと前方の安全を確認しながら運転していなかったのではないか?
これが、私が納得いかない原因でした。
道路外から道路に侵入する車両と道路を走行する車両が接触したときの過失割合
このケースの原則的な過失割合は
- 道路外から道路に侵入する車両 80
- 道路を走行する車両 20
インターネットや書籍で事例を確認しましたが、道路外から道路に侵入する車両が侵入開始するため動き始めているケースばかりでした。
「ブレーキを離した程度で50センチメートルも前進していない」
「侵入する車両への接触回避が行われていない」
といった今回のようなケースで、原則的な過失割合が適用されるのはあんまりではないかと思いました。
相手への示談交渉内容
- 妻の車に気づいていたというが、どの時点できづいていたか?
- 気づいた後に、道路のどこを走行していたか?
- 妻の車両に接触を避けるための走行位置だったと言えるか?
以上の質問への回答を求めました。
妻の車に気づいておらず接触回避のための努力をしていないのであれば、過失割合を70:30ないしは75:25で考えてほしい。
保険会社の専任担当者に伝え、相手の回答を待ちました。
▼ 続きは・・