師走のある日。会社でお昼休憩にカップラーメンを食べるため、お湯を注ぎ、待っていました。
そんなとき、妻から電話がかかってきました。
「事故しちゃった、どうしよう」
動揺する妻の声を聞き背筋が凍りました。
事故現場、事故後の対応について体験談をまとめました。
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交通事故の現場を通る
交通事故の日以後、はじめて交通事故の現場にやってきました。
衝突するまでの相手の車の動き、妻の車の動きを想像しながら、現場を動いてみました。
事故直後に相手が言っていた言葉がふと蘇りました。
- 「車の存在には気づいていました。横を通過しようとしたら急発進して衝突しました」
- 「対向車はいませんでした」
相手の証言と現場を動いてみて、違和感をおぼえました。
妻の証言
家に帰り、妻に話を聞くことにしました。
- 相手の車の存在は一時停止するまでに確認した。
- 一時停止していたのは白線上。
- 道路外から右折で道路に入ろうと一時停止し、まず左方を3~4秒程度確認し、次に右方を確認しようとしたところ衝突した。アクセルは踏んでいないので、急発進は絶対していない。
- 左方に車(=相手の車に対向車)はいなかった。
対向車がいなかったことは相手の証言が一致していました。
違和感の正体
私の違和感の正体は次のとおりでした。
- 対向車がいないにも関わらず、十分な道幅のある道路で衝突する可能性のある位置を走行したのか?
- 本当は気づいておらず、直前で気づいて慌ててハンドルを右側に切ったけれど、避けきれずに衝突したのではないか?
私の見解を妻に話したところ、少し元気を取り戻しました。
「自分が完全に悪いと思って、本当にショックだったから」
そして、私の違和感を保険代理店 兼 整備工場の社長に話してみることにしました。
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保険代理店への相談
翌日、私の違和感を保険代理店の社長にぶつけました。
私の話をひとしきり聞いた社長は携帯電話を取り出すと電話をしました。
社長が電話したのは保険会社でした。
私に電話を渡して外に出ていきました。
電話口の保険会社担当者に同じ話をしました。
何のための保険代理店なんだろうか。
事故対応まで力になってくれるのが保険代理店ではないのか。
保険会社に相談
事故状況について相談すると保険会社に電話をつないでいなくなった保険代理店。
きちんと対応してくれない保険代理店に対する不満と不安で頭がモヤモヤになりました。
保険会社の事故専任担当者から電話がありました。
保険代理店の社長が電話をつないだ担当者から私の話が引き継がれたようです。
私の違和感をぶつける
まず、専任担当者に私の違和感をぶつけました。
- 対向車がいないにも関わらず、十分な道幅のある道路で衝突する可能性のある位置を走行したのか?
- 本当は気づいておらず、直前で気づいて慌ててハンドルを右側に切ったけれど、避けきれずに衝突したのではないか?
道路外から道路に侵入する際の追突事故の場合の過失割合
また、今回のような事故の一般的な過失割合を確認しました。
道路外から侵入する車:道路を走行していた車=8:2
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保険会社の提案
事故の専任担当者は私に提案しました。
- もし相手の運転に著しい過失があると認められた場合は、過失割合の修正を行うことができる。
- 相手の運転に著しい過失があることを証明するために、調査官とともに事故現場の検証を行う必要がある。
- 事故現場の検証結果をもとに、過失割合の修正を相手に交渉を行うことができる。
この提案に対して、すぐに返事はしませんでした。
妻の意向を確認する必要もありましたし、相手を刺激して人身事故への切り替えられると最悪だからです。
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事故車両を確認
整備工場に保管されていた事故車両を見せてもらいました。
整備士さんに損傷について聞きました。
- (妻の)車のフロントバンパー部分は激しく擦れているけれど、内部のエンジンは全く異常なしです。車が動いていたらエンジンも取り替えになっていたかもしれません。
- (相手の)車の後部ドアの中間部分から擦り傷、タイヤあたりがへこんでいます。
エンジンの損傷がないことから、妻の車が動いていない可能性も出てきました。
妻に意向を確認
家に帰り、保険会社とのやりとり、整備士の話をしました。
妻も相手の「急発進した」という発言が引っかかっていました。
「過失割合をどうにかしたい」というよりは、しっかり納得して前に進みたい。
調査官と現場検証を行う意向確認をしました。
すぐに動くと相手を刺激するため、保険会社に意向を伝えるのはしばらく待つことにしました。
妻の車の修理が終わり、納車。修理代の支払いは?
妻の車の損傷はフロンドバンパーの擦り傷のみでエンジン部分の損傷はありませんでした。
軽度の損傷だったため、年内に修理を終えて納車されました。
外観に事故の痕跡はなく、走行も全く問題ありませんでした。
修理を終えて納車されましたが、修理代の支払いはしませんでした。
現時点では双方の過失割合が決まっていないため、お互いが払うべき金額も決まっていないからです。
妻の車の修理代の支払いは、相手の修理も終わり過失割合の示談が完了した後のことでした。
交通事故から10日が過ぎる
交通事故から10日が経ちました。
この日は、保険会社が年内最後の営業日だったので電話で経過報告をうけました。
保険会社からの報告
- 相手が通院したという連絡はない。人身事故への切り替えの可能性はほとんどなくなった。
- 相手の車の修理代の賠償は自動車保険で全額補填できるため本件での手出しはない。ただし自動車保険の等級が下がり更新後の保険料が高くなってしまう。
次にとるべき行動は・・
人身事故への切り替えの可能性がほとんどなくなったので、現場検証を行う意向を伝えました。
電話の後、現場検証の日程調整がラインで送られてきました。
ラインの返信は年明けに行うことにしました。
怒涛の年末でした
12月18日の事故発生から慌ただしく時間が過ぎていきました。
妻・赤ちゃん、相手も病院に行くケガをしなかったことは不幸中の幸いでした。
人身事故の切り替えられることもなく、相手の車の修理代も保険金でカバーできることも確認できたので、大きな不安を抱えたまま年末年始を過ごさずにすみました。
一方で、保険代理店の事故後の対応にはがっかりしました。
事故直後の対応はすぐに駆け付けてくれて助かりましたが、事故後日の相談窓口になってもらえず、全ての保険会社とのやりとりを直接することになりました。
当初、格安のネット専業の自動車保険に加入していたのですが、どうしてもというので乗り換えたのですが・・・
事故状況を明らかにし、納得して前に進みたい。
早期解決のため、年明け早々から動き出すことになりました。
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