私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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技官との付き合い
本局で過ごした2年半はほとんど事務官との付き合いでした。
支局で勤務するようになって技官と毎日顔を合わせました。
技官とはどんな職員?
技官は本省採用だったので全国異動の職員がほとんどでした。
単身赴任の職員、2,3年に一度、家族で引っ越しする職員、自宅から新幹線通勤する職員もいました。
また技官は現場へ行くことが多かったので、事務所でも作業着姿でした。
事務官は異動する部署によって仕事内容が全然違いますが、技官は専門分野をもっており全国どこへ行っても同じ仕事をする職員が多いようでした。
定員削減の影響
事務所には全部で10名いましたが技官は2名でした。
事務官もそうですが技官も定員削減により職員数が年々少なくなっていました。
2名は専門分野が異なりました。
そのため、2名の技官はそれぞれ事務所の仕事を実質1名で切り盛りする状態でした。
その内の1人が、心労がたたり長期間休職になってしまいました。
普段はフレンドリーに話をしてくれる人だったので、心を病んでいく姿を見るのは辛かったです。
業務の穴は本局からの応援出張で埋めることはできましたが、当初はかなりバタバタしました。
半年かけて、なんとか復職しましたが、復職しても以前のように会話することはできませんでした。
心の病を患ってしまった人と接することの難しさも身をもって学びました。
定員削減の影響は組織的にも一人の職員的にも小さいものではないと感じました。
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