平成29年10月。 思いがけず まさかの3人目妊娠が発覚しました。
第三子を受け入れていく普通の夫婦の姿を「夫」の視点で描いています。
私たちと同じ境遇で苦しんでいる方、子どもを産むことは決めたけど不安な方の一助になれば幸いです。
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絶望からのスタートでした
平成29年10月6日、あの日から私たち家族の運命は大きく変わりました。
妊娠検査薬の窓にくっきりと浮かんだ2つの線、妊娠陽性を示す結果。
その結果に私たち夫婦は絶望し一度は中絶を考えました。
そんな身勝手で無責任な自分たちに失望し、クリニックに向かう車中、涙が溢れてきました。
この選択で正しいのだろうか?
夫婦の心は揺れ出しました。
「迷ったときは誠実だと思う方を選びたい」
私たちは産み育てることを決意しました。
乗り越えた先には希望が待っていた
平成30年6月6日、元気な男の子が誕生しました。
彩生
彩り豊かな人生を送ってほしい
私たち家族にも新たな彩りを加えてほしい
そう願い名付けました。
この記事の原稿を下書きしている時点で早くも生後半年が経とうとしています。
絶望を乗り越えた先には希望が待っていました。
きれいごと だけではない
全てが上手くいっているわけではありません。
20代のときの感覚で子育てはできず、特に妻は心身ともに大きくダメージをうけました。
3人目ではじめて、腎盂炎や産後うつに悩まされることもありました。
上の子ども2人は小学生となり自分のことは自分でできるようになっていたので、自由に使える時間が増えていました。
何もできない赤ちゃんという存在の煩わしさを久しぶりに感じました。
泣くとだっこしなければならず、だっこすると完全に手がふさがってしまいます。
まとまった時間がとれないと気力を失ってしまい、ようやくアクセス数が伸びてき始めたブログの更新もおろそかになってしまいました。
妻は菓子製造の許可を取得し念願だった焼菓子屋を開業しましたが、ようやく軌道に乗ってきたのに休業せざるを得なくなりました。
夫婦2人して「何にもできない!」とよく叫びます。
自分のために自由につかえていた時間を失ってしまい、目に見えない焦り・不安を感じることも多々あります。
増えていく彩り
それ以上に私たち家族に新しい彩りが増えていきました。
私も3人目にして初めて出産に立ち会うことができましたし、胎動・生まれてすぐの赤ちゃんの感触を再び味わうことができました。
そして、いろいろな経験をブログに記すことができました。
妻は上2人のときに断念していた服や帽子、赤ちゃんグッズを購入しては、ベテベタしています。
お兄ちゃん・お姉ちゃんも小さい弟をかわいがってくれて新たな一面を見せてくれています。
赤ちゃんを中心に家族がまとまってきたと感じています。
生まれたてばかりの赤ちゃんは何もできませんでした。
ふにゃふにゃだった首はしっかり座り、寝返りもできるようになりました。
ミルクは断固として飲みませんが、離乳食は嬉しそうに食べています。
笑顔をよく見せてくれて、身体をさわると声を出して笑ってくれます。
毎日できることが一つずつ増え成長しています。
真っ白なキャンバスにどんな彩を加えてくれるのか本当に楽しみです。
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まさかの3人目妊娠
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