平成26年度(第46回)社会保険労務士試験に独学で一発合格しました。
私が、社労士試験で実際に解答したプロセスと結果を分析します。
基準点割れを防ぎ、ギリギリでも合格ラインに到達するイメージをつかんでいただければと思います。
今回は、前提となる全科目に共通する日々の勉強法について紹介します。
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独学で挑戦するなら、常に頻出分野を意識する
独学で合格するためには自ら情報を取捨しなければなりません。
テキストの情報を全ておさえることは不可能ですし、テキストに書かれていないことも当然ながら出題されます。
そのため、テキストを読み込むとき、一問一答や問題集を解くとき、漫然とするのではなく、頻出分野を意識することが大切です。
本試験まで1週間を切った直前期では頻出分野をもう一度確認することで、悔しい取りこぼしをせずにすみます。
学習初期の勉強法
学習初期はテキストを1テーマずつ黙読していきました。
黙読しても頭に入ってこない内容は音読しました。
1テーマ目を通した直後に1問1答に取り組み、インプットしたことをアウトプットします。
1問1答は翌日の通勤電車内で取り組みました。
また新たなテーマ・法律のインプット・1問1答を進めていくことと並行して、これまで取り組んだ1問1答を繰り返すことが忘却を防ぐために必要となります。
社労士は試験科目が多く、それぞれの範囲も膨大なため、常に忘却との闘いになります。
最後試験のときに忘れていなければ途中で何度忘れてもかまいません。
忘れたら思い出す。
また、忘れたら思い出す。
忘れそうになったら思い出す。
私は試験で度忘れしても合格できたので、忘れることに引け目を感じることなく、何度も繰り返しましょう。
使用した教材
学習中期の勉強法
全科目を一巡後したら、問題集で過去問・予想問題に取り組みました。
問題集は、択一式は1冊をやり込み、選択式は3冊を使いました。
過去問・予想問題も選択肢一つ一つ正誤判断をして解説をじっくり読みこみました。
解説が頭に入ってこない内容は音読しました。
テキストに目を通すときもそうですが、黙読するよりも音読した方がはるかに内容を理解できます。
問題を解く上で核となる部分は大きな声で読むようにしました。
通勤電車では1問1答を繰り返し解きました。
使用した教材
学習後期の勉強法
問題集に加えて、資格の大原・社労士Vの模試を繰り返し解きました。
また、社労士Vの法改正・白書対策の特集がある刊を購入し本文を音読しました。
語呂合わせ本を購入しちょっとしたスキマ時間に楽しくインプットできるようしました。
学習後期も通勤電車では1問1答を繰り返し解きました。
使用した教材
直前期 試験1週間前の勉強法
問題集・模試で正解できなかった問題をピックアップし解きました。
正解できない問題ではなく頻出問題(基礎問題)に取り組まなかったのは反省点です。
基礎問題、いくら覚えたと思っても、1週間も触れていないと、細かな数字が曖昧になる可能性があります。
基礎問題を9割正解すれば択一式の合格点越えが見えてきます。
最後まで通勤電車では1問1答を繰り返し解きました。
使用した教材
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択一式対策に1問1答を薦めるわけ
択一式はそれぞれの肢の正誤を判断することで答えにたどり着くことができます。
正しい(間違った)肢を選びなさいという問題で明らかに正しい(間違った)肢と判断できれば、他の肢の正誤判断できなくても正解できます。
本番はとにかく正解できればいいわけですが、本番に至るまでの練習は一つ一つの文章を正誤判断という最もスタンダードで最も難しい方法を繰り返すことが大切です。
選択式対策は本番を意識する
選択式対策は試験のことを想定して問題を解くことが重要です。
1度も解いたことのない問題に取り組むときは、空欄ごとに解答候補の絞り込み、ダブルマークもして、3点を確保することを常に意識しました。
択一式は新たな問題に取り組むことは7月いっぱいでしたが、選択式は試験2週間前まで新たな問題に取り組みました。
緊張感をもって問題に取り組むことが、本試験で追い込まれたときに真価を発揮します。
選択式の問題文や各法律の目的条文を何度も音読しました。
特に、目的条文は自分で読み上げた声を録音し、駅から職場まで歩く間、聞いていました。
耳から何度も法令や問題の言い回しをインプットすることで、本試験で空欄を埋めたときに「しっくりいく」「なんとなくしっくりこない」第六感が働きます。
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