緊張!人事異動の内示の日の様子!!人事異動の日までの過ごし方|国家公務員 キャリアガイド(16)
私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
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2回目の春 人事異動の時期が近づく
入庁してから二回目の春。
仕事では事業法監査も一段落し、プライベートでは結婚式が無事終わりました。
4月1日(しがついっぴ)の大型人事異動の時期が近づいてきました。
「係長と係員が同時に異動することは少ない」と聞いていたので、先に配属になった係長が異動になるだろうと予想していました。
「今年こそは後を頼むな!」と係長に言われました。
内示の日
部長室に呼び出され内示が行われる
4月1日の2週間前、内示の日がやってきました。
異動予定の職員は部長室に呼ばれて異動先を言い渡されます。
始業から30分後の9時5分頃。
内線電話がかかってきて課長補佐が呼び出されました。
課長補佐は私より後に課に配属されましたが1年で異動になりました。
部長室から戻ってきた課長補佐に声をかけられたのは・・・
部長室から戻ってきた課長補佐に声をかけれらたのは?
係長ではなく私でした。
係長は「ウソやろ」と驚いた顔をしていました。
私も想定外の事態にどうしたらいいか分かりませんでした。
何がなんだか分からず部長室に入ると、早速、配属先が言い渡されました。
異動先は、同じ部の隣の課でした。
部長室から戻ると係長が「オレが残留かいな」と残念そうな顔をしていました。
人事異動の一覧表
11時頃。
人事課から人事異動者の一覧表が職員一斉送信メールで届きました。
ほぼ同じタイミングで、労働組合が人事異動者の一覧をまとめた速報誌を配布しました。
当然、一覧の中に課長補佐や私の名前があり、係長の名前がありませんでした。
ちなみに、この春の新卒はおらず後輩はできませんでした。
前任者は係長?
異動者一覧をよく見てみると、私の前任・後任に不思議な点がありました。
まず、私の配属先(=前任者)が係長になっていました。
これは私が1年半で係長に昇進した↑
わけではなく(笑)
係長のいない係員(係長欠ポスト)に配属ということでした。
直属の上司が課長補佐になり、補佐の指示のもと、係長がしていた事務を係員である私が行うとのことでした。
後任者がいないって、どういうこと?
次に、私の後任者がいないことに気付きました。
係員が定員削減となり、係長が係員の仕事も行うことになりました。
統計などの許認可関係業務以外は、非常勤職員を新たに配置することで落ち着きました。
人事異動の日までにすること
前任者からの引き継ぎ
4月1日の人事異動の日までに、前任者(係長)から引き継ぎをうけることになりました。
私の勤めた官署では引き継ぎを人事異動前に行う慣例になっていましたが、人事異動後に行う官署もあるようです。
引き継ぎは、引き継ぎ書にそって業務概要の説明をうけ実務に関してはパソコン操作をしながら半日かけて終わりました。
入庁して1年半が経っていましたがチンプンカンプンでした。
部署が違えば扱う業務も全く違います。
全てリセットになり一から覚えていかなければなりません。
直属の上司が課長補佐で係長ほど気軽に聞きづらいのではないかと心配になりました。
後任者がいない!
私の後任はいなかったので、引き継ぎをすることはありませんでした。
新年度が始まり非常勤職員が配属された後に、統計入力の方法をその都度教えることになりました。
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4月1日 人事異動の日
4月1日 人事異動の日がやってきました。
人事異動通知書の交付をうける
まず、朝一で会議室に行き、人事異動する職員の列に並びました。
順番に局長室に呼び出され、人事異動通知書の交付をうけました。
あいさつ回り
人事異動通知書をもって、各部署に人事異動があった旨のあいさつをしに行きました。
採用のときは係長に連れられてあいさつ回りをしましたが、今回は一人で各部署をまわりました。
あいさつ回りから戻り、筆記用具や個人的な書類(研修資料・ノート)をひとまとめにして、デスクを掃除しました。
1年半お世話になった部署からの旅立ち
人事異動は引っ越しのようなものです。
箱いっぱいに書類をつめて異動する職員もいましたし、別の庁舎に異動になる場合は宅急便で送る職員もいました。
前任者の引っ越しが終わったのを確認し、1年半お世話になった部署にあいさつをして、同じフロアにある新しい配属先に向かいました。
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