2018年5月に出版された
“自己実現という罠: 悪用される「内発的動機づけ」(著者:榎本 博明)”
▼ はじめから読む・・
自己実現の罠にはまった私の経験を振り返る
▼ このページのコンテンツ
本書から学んだこと
- 仕事にやりがいを感じるべきか
- 仕事で成長しなければならないのか
- 欧米型「自己中心の文化」侵食
- 自己実現は簡単にはできない
今回の記事で紹介する内容です。
仕事で成長しなければならないのか
なぜ私は転職前、仕事にやりがいを感じていたのか?
なぜ私は再び仕事に対するやりがい取り戻したのか?
本書にあるセンテンスに答えがありました。
「たまたまやることになった自分の仕事に没頭する」目の前にことに集中しやすいし実際に力がつくし自信につながる。
転職前、仕事にやりがいを感じていた理由
転職前の仕事(=労務管理部門)にやりがいを感じることができたのは、一つの分野に没頭することができたからです。
たまたま人事異動で配属になり、たまたま5年間他部署へ異動することがなかったからです。
しかし、異動当初は不安でした。
少し慣れてくると、与えられた仕事だけをやって、時間があるときは仕事しているフリをしていました。
転職後、再び仕事にやりがいを取り戻した理由
現在働く税理士事務所も勤め始めて半年が経ち、一人でお客様の会社を訪問するようになった当初は不安で仕方なかったです。
しかし毎月訪問していく中で信頼関係がうまれ、心から会社・会社で働く人々をサポートしていきたいと思えるようになったのです。
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成長は何気なく意識されるもののはずが、積極的に求めるものになってきた
学校でのキャリア教育、手に取りやすくなった自己啓発本、資格取得・講座受講ビジネスの市場拡大により、「常に成長していかなければ、取り残されてしまう」という風潮になっています。
転職を考えている。このままずっとここにいてもいいかなって思うんです。この先ずっとここでこの仕事を続けても、成長していける感じがしない。
転職前、私は仕事にやりがいを感じていましたし、職場の居心地のよい自分の居場所でした。
それでも、もっと成長したかった。
私は成長の機会を組織の外に求め転職を決意しました。
組織内に留まり人事異動で他部署に配属されることで、成長できていたのかもしれません。
成長を実感できていないようでも、気がついたら成長しているものです。
無理に何かしなければと焦る必要はありません。
目の前のことに集中し続けていたら、自然と仕事へのやりがい、仕事をとおしての成長を手に入れることができますが、気をつけなければならないことがあります。
▼ 続きは・・
日本にも「自己中心の文化」がやってくる
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