私は2007年の近畿地区の国家公務員一般職試験(当時のⅡ種試験)に合格し、同年10月から出先機関で働くことになりました。
2016年3月に自己都合退職するまでの8年半の公務員生活を記事にまとめました。
今回は
- 入庁から9か月目に支給された夏季賞与・ボーナス
についてまとめました。
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ボーナスが満額支給されるためには?
ボーナスが満額支給されるためには、賞与計算の基準期間中、勤務していることが前提となります。
基準期間の途中で採用されたり、基準期間中に1日でも欠勤があると、ボーナスが満額支給されません。
基準期間とは?
夏のボーナスの基準期間は、12月2日から翌年6月1日まで。
冬のボーナスの基準期間は、6月2日から12月1日まで。
私の場合
私は10月1日採用のため、冬のボーナスの基準期間の途中で採用されました。
そのため12月10日の冬のボーナスは満額支給ではありませんでした。
一方で12月2日から翌年6月1日の基準期間は、欠勤や病気休暇を取得することなく、全期間勤務(有給休暇は勤務した扱いになる)していたので、6月30日の夏のボーナスは満額支給となりました。
なお、4月1日採用の場合は夏のボーナスは満額支給とならず、冬のボーナスで満額支給となります。
ボーナスの計算方法は?
ボーナスは期末手当・勤勉手当で構成されます。
まずは期末手当・勤勉手当の合計額で総支給額を確定させます。
総支給額に応じて、天引きされる共済掛金・源泉徴収税額などを計算します。
総支給額から天引き分を差し引いたものが手取りとなります。
期末手当の額
(俸給+扶養手当+地域手当)×期別支給割合×在籍期間率
俸給 172,200
扶養手当 19,500
地域手当 (172,200+19,500)×10%=19,170
期別支給割合 1.4
在籍期間率 1.0
(172,200+19,500+19,170)×1.4×1.0=295,218
- 期別支給割合は、勤務評定に関係なく固定です。
勤勉手当の額
(俸給+俸給に対する地域手当)×成績率×勤務期間率
俸給に対する地域手当 172,200×10%=17,220
成績率 0.68
勤務期間率 1.0
(172,200+17,220)×0.68×1.0=128,805
- 成績率は、勤務評定により変動します。
- 勤務評定Aは0.9、Bは0.8、Dは0.6というように勤務評価により増減します。
総支給額
期末手当の額+勤勉手当の額
295,218+128,805=424,023
天引きされる共済掛金
標準賞与額×掛金率
標準賞与額 424,023円 → 424千円(千円未満切り捨て)
掛金率 10.7%
424,000×10.7%=45,368
源泉徴収された所得税
(総支給額―共済掛金)×賞与の金額に乗ずべき率
(424,023―45,368)×2%=7,573
差引支給額(手取り)
総支給額 ― 共済掛金 ― 所得税
424,023―45,368-7、573=371,082
ボーナスをアテにできるありがたさ。
満額支給の夏のボーナスは、生活費の補填、1泊2日の家族旅行などに使いました。
公務員は、給与法に基づいてボーナスがきちんと支給されるのが、魅力的です。
出るか出ないか分からないボーナスではなく、ルールに従って出るので、大きな買い物も計画的に行うことができます。
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