2017年12月に出版された
受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線(著者:兵頭秀一)
国家公務員一般職・期間業務(非常勤)職員の採用担当の経験を振り返りながら、本書の紹介します。
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面接で実力以上に見せようとすることは危険
私は就活生のとき、自分をよく見せようとして、かえってマイナスになってしまうことが多々ありました。
面接官をして採用する側の立場を経験したにもかかわらず、転職の面接のときも同じことをして自分の首をしめてしまいました。
私はコミュニケーション能力が高い方ではありません。
そんな人間が「ウソ」をつくとだいたいバレます。
最後まで一貫して「ウソ」をつくことができず、矛盾が生じて、しどろもどろになってしまいます
できます!アピールは自分の首を絞める
転職面接のとき、資格や経験「できます!」アピールをして内定を勝ち取りました。
しかし、期待に応えるのがしんどくなり、労働環境の違いから続けることができませんでした。
内定をいただき長く働くことができた官署と今の職場には共通点がありました。
面接のとき、無理して自分をよく見せようとしなかったこと
国家公務員の面接では、官署から電話がかかってきて変に勘違いをしたため、素の自分で面接に臨むことができました。
今の職場の面接では、2度の転職失敗を教訓に、資格や経験を過度にアピールしませんでした。
入社後も楽な気持ちで働くことができ、徐々に慣れていき上昇していくことができたのだと思います。
自分を実力以上に見せようとする「背伸び」「ウソ」「ハッタリ」は危険
官庁訪問や業務説明会で何度も伝えたこと
官庁訪問や業務説明会に来ていただいた皆さんに繰り返し伝えたことがあります。
「普段通りの素の自分で面接を受けてくださいね。長く一緒に働くことになるんだから、背伸びしないことですよ」
どんなに上手に「ウソ」「ハッタリ」で面接を乗り切ろうとしても、なんとなく不自然さを感じてしまいます。
不自然さ → 不気味 → 採用したくない
採用選考の第一段階は「採用したくない人を消去すること」です。
不自然さを感じさせたら、第一段階を突破できないわけです。
まずは普段の行動を見直してみること
普段通りの素の自分で面接をうけましょう。
素の自分に自信がないのならば、普段の行動を見直して変えていくしかありません。
日々の積み重ねです。
採用担当者の立場・転職失敗を経験して、自分を実力以上に見せようとすることの無意味さを実感しています。
準備した9割を捨てる覚悟が必要
面接のとき予め考えていたことが出てこず真っ白になったことはないでしょうか?
真っ白になってしまうのは準備不足だからです。
では、どんな準備をすればよいか?どうすれば真っ白にならずに済むのか?
その答えのヒントを教えてくれる本がふと頭に浮かびました。
ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング
頭が真っ白になりそうな時、さらりと切り返す話し方
赤羽 雄二さんはこれらの著書で
「頭の中で思っていることをメモとして書き出し、頭の中を整理することの重要性」
「ゼロ秒で思考し、さらりと切り返すレベルに達するためには、メモを書き出しまくって準備万端にする必要があること」
を紹介しています。
一つの質問に対して用意している答えは一つ ではありませんか!?
私も就活生のときは、一つの質問に対して一つの答えしか用意していませんでした。
「この質問がきたらこの答え」という一問一答形式でした。
採用担当者を経験して「面接では一問一答は通用しない」ということに気づきました。
会話のキャッチボールができずに、一方通行の薄っぺらいやり取りになってしまいがちです。
また用意した内容を一言一句読み上げなければ落ち着かず、原稿通りにいかないとフリーズしてしまうのです。
準備した9割を捨てて、1割を残す
面接で想定される質問に対する自分の考えを思いつく限り書き出しメモにしましょう。
メモすることは重複しても構いません。
思いついたことをどんどん書き出せばいいのです。
そして面接の場面では書き出した内容の一部を話せばいいわけです。
準備をきちんとしていれば、1割話せば十分に伝わります。
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