最後まで黙っている面接官、実は・・”元採用担当者が語る国家公務員一般職”×”受かる面接、落ちる面接”

2017年12月に出版された

受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線(著者:兵頭秀一)

受かる面接、落ちる面接 人事経験者だけが知る採用と不採用の境界線

国家公務員一般職・期間業務(非常勤)職員の採用担当の経験を振り返りながら、本書の紹介します。

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不採用と判断するのに5分もかからない

本来であれば、面接中は評価せず面接室を退出するところまで見届けた上で評価を下すのが正しい面接評価です。

実際には「こいつとはあわないな」と思った時点で試合終了です。

 

私が採用に関わっていたときは、採用は5分では決まりませんでしたが、不採用は5分も経たずに決まっていました。

私に限らず、他の先輩面接官も同じことを言っていました。

面接開始後5分ほどで合否を決めてしまう



面接官と自分の共通点を見つけよう

国家公務員一般職試験の最終合格者名簿には学校名の記載がありました。

 

自分の出身大学・学部と同じの志望者に対しては親近感を感じました。

また鹿児島出身の志望者に対しても親近感を感じました。

 

趣味が同じであったり、子どもと名前が同じだったり、なんとなく性格が似たりすると悪い気はしないものです。

 

業務説明会や官庁訪問で説明してくれた職員の一人が面接官の可能性は大いにあります。

「休日やアフター5の過ごし方」

「ストレス発散の仕方」

 

その面接官の人となりを知る質問をそれとなくしてみましょう。

自分の趣味と一致していたら、面接で話す内容に組み入れてもよいかもしれません。

自分と同じ傾向を持つ人を高く評価する

 

説明会・官庁訪問は0回よりも1回、1回よりも2回

最終面接までに説明会で顔を合わせておくことは、面接官の人となりを知るチャンスですし、面接室に知っている人間がいることで落ち着くことができます。

 

同じ時間を他の志望者よりも長く過ごすことができたことも評価を高める要因になると思います。

 

公務員の職場に「採用担当」専門の職員はほとんどいない

公務員の職場では2,3年に一度人事異動が行われます。

そのため、採用担当者も2,3年で入れ替わりになります。

 

「採用担当10年やっています」という職員はまずいないと思います。

 

私が採用担当2年目のときは、採用ラインの上司が3人入れ替わりました。

新たに配属された3人とも面接官の経験はなく、そのうち1人は自身の子どもが就活中でした。

面接官には「ど」がつくほどの「素人」も多く存在する

「私の方が緊張する」と言いながら、志望者を緊張させず自然体で話してもらえるようにコミュニケーションをとっていました。

 

「面接官の心得」という業務マニュアルが存在する

人事院が発行する面接官の心得という文書がありますが、この文書どおりの面接をすることは不可能です。

聞いてはいけないことリストに抵触しないように気を付けながら、面接当日に実戦を通して「ど素人面接官」から経験値を積んでいくのです。

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最後まで黙っている面接官の正体

私の官庁の面接の進行方法は、まずナンバー2(課長)が面接開始のあいさつをしました。

その後、役職が下位の職員から用意していた質問をしていきました

 

最後の最後にナンバー1(部長)が質問をしました。

ナンバー1の質問は用意した質問ではなく、そのときそのときで違っていましたが非常に簡潔なものでした。

最後まで黙っている面接官が偉い

合っていると思います。

 

私がいた官庁の面接官の配置・並び

役職 3 1 2 4

並び 〇 〇 〇 〇

ーーーーーー
ーーーーー志望者

 

▼ どの面接官がキーパーソンか見極められる一冊

 

▼ 続きは・・

▼ コチラもご参考に

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