大型書店の本棚をグルグル回っていると、黄色い目立った本が目に留まりました。
ひよっこ社労士のヒナコ(著者:水生 大海)
タイトルを見ると「社労士」の文字が。
私が合格した国家資格に関係する本なら読んでみるしかないと思い、早速購入し読んでみることにしました。
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▼ 関連コンテンツ社労士の世界を体験できるストーリー
社労士の世界を物語形式で知ることができます。
私は税理士事務所に勤務していますが、同じ士業として、会社に訪問してクライアント様とのやり取りする様子は、「あるある」と共感しながら読んでいました。
社労士に限らず、税理士や司法書士などの士業種への就職・転職に興味をもっている方は、参考になるのではと思います。
お客様からの感謝の言葉が原動力になる
私は税理士事務所で、担当をいただき仕事をしています。
毎月、お客様の会社をお伺いし、会計処理のチェックしています。
訪問すると会計や税に関することについて相談をうけます。
初めはアタフタしながら答えていましたが、経験を積んだことで堂々と解答できることも増えました。
分からないこともスマホでチャチャっと調べたり、電話で問い合わせしたり、と要領よくこたえられるようになりました。
お客様の疑問・不安を解消することで、感謝の言葉やささやかな贈り物をいただきます。
雇われの身とはいえ、自分の担当を持って仕事ができる。
「助かりました」「ありがとう」と礼をされる。
税理士ではないのですが「先生」と呼ばれると、照れくさいですが嬉しいです。
アドバイスをしても聞き入れられないこともある
お客様から話を聞いたり、書類をチェックしたりする中で、「ちょっと、やばいんじゃない?」と思うことがあります。
もう少し質問をし「注意した方がいい」とお伝えすることがあります。
私のアドバイスを聞いて、やばい状態を解消することもあれば、そのまま続行することもあります。
続行しても上手く回ることもありますが、逆に泥沼にはまることがあります。
私が担当したお客様で、リース契約を結んだり、設備投資を行ったりと、毎月のように固定費が増えていくことがありました。
「これは、やばいな」と思い、固定費を減らす必要性をお伝えしました。
しかし、私のアドバイスは聞き入れられずその後も固定費は増えていき、どうしようもない状態になったときに泣きついてこられました。
時すでに遅し・・・
そのお客様との顧問契約を継続できませんでした。
アドバイスをした。それを拒否した。それだけですよ。
納得いかないかもしれないけれども、僕たちはそういう仕事です。
アドバイスを聞き入れてもらえるほどの信頼関係を築くことができなかったという反省点はあります。
しかし、精一杯のアドバイスをして、お客様は拒否した。
その結果を気にしていたら、責任を全て背負っていたら、精神を病んでしまいます。
納得いかないかもしれないけど、どうしようもないことがある。
士業全般、そういう仕事なんだと思うようにしています。
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