2001年2月に出版された
働くことがイヤな人のための本―仕事とは何だろうか(著者:中島義道)
本の紹介です。
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働くことがイヤになっていた時期に出会った本
働くことがイヤになっていた時期に、このインパクトのある題名に引き寄せられました。
働くこと・生きることのヒントをつかみたいと思いました。
誰の周りでも起こっている「理不尽」
人生とは「理不尽」のひとことに尽きる。
本の中で繰り返し用いられている言葉が「理不尽」です。
頑張ったことが賃金に直接的に反映されないこと。
相手の都合で自分の仕事のペースが大幅に乱されること。
自分は生活のために仕事をしているのに、妻は自分のために仕事をしていること。
私の身の回りにも働くことに対する理不尽があふれています。
おびたただしい数の成功しなかった人々の存在
成功の秘訣を普遍化して語ろうとする。
同じように動けば必然的に成功するという期待を抱かせる。
成功の秘訣を実践し成功しなかったおびただしい人がいる。
自己啓発書が大好きな私にはとてもきついメッセージです。
本を読めば、自分もきっと上手くいくという気持ちになるのですが、自己啓発書の著者のような人生になることはありません。
著者と私はおかれている環境も能力も違うから当然です。
だからといって自己啓発書は役に立たないとは思いません。
本に書かれていることを一つでも実践し前に進むことができればよいと思います。
「インプットしたことは必ずアウトプットしよう」
このブログで実践中です。
成功さえも「理不尽」な結果の一つ
理にかなって成功する者もなく、理にかなって失敗する者もない。
みな、理不尽に成功し、理不尽に失敗する。
私は転職を2回失敗しました。
失敗した転職先も引っ越しが落ち着いたタイミングや交通事故が落ち着いたタイミングで働きだせば失敗しなかったかもしれません。
今の職場は2回失敗したおかげでお世話になっているわけですし、知識を身につけることで妻の事業に大きく貢献しています。
成功というほどではないですが、働くことができてよかったと思っています。
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