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パワポで作成した図面で登記できた!失敗談&注意点|自分でする建物の表題登記(2)

2017年1月に一戸建ての新築注文住宅が完成しました。

少しでも節約しようと、全くの素人が「建物の表題登記(表示登記)」に挑戦してみました。

 

その体験談を記事にまとめました。

↓ ↓

パワーポイントで作成し、実際に提出した図面

下図が私が実際にパワーポイントで作成し法務局に提出した図面です。

下図のまま持っていきました。

 

建物の表題登記 図面の印刷サイズは「B4用紙」

図面の印刷サイズは必ず「B4用紙」にします。

 

パワーポイントで作成すると、原稿サイズをB4に設定してもなぜだかA4に変換されてしまいました。

 

そこで、次の方法をとりました。

  1. A4で一度印刷する
  2. コピー機の拡大倍率(125%)を設定しB4にする



パワーポイントで図面作成するときに注意することは?

拡大印刷方式を成功させるためには、線の長さを統一しなければなりません。

左側の図面(各階平面図)であれば実際の1/250、右側の図面(建物図面)であれば実際の1/500というようにです。

 

パワーポイントで線の長さを統一する方法

では、どのようにすればパワーポイントで線の長さを統一できるか?

 

(1)一切斜めになっていない直線をひきます。

(2)線の幅は0CMにします。

(3)線のサイズは縮尺から計算し、○.○CMと指定します。

 

例えば、実際の長さが2メートルの場合、建物図面のサイズは0.8cmになります。

200cm×1/250=0.8cm

 

(4)必要本数準備し、角度を変え、配置することで図面を作り上げていきます。

なお、角度を変えるとき(=線を斜めにするとき)は、「回転」で調整します。




図面を提出したとき、修正の指示をうけたこと

上の図面を提出し、その場は受理してもらいました。

 

しかし、後日電話で修正の指示をうけました。

修正の内容は、左側の図面の2箇所に長さが書かれていなかったことでした。

 「線は平行だから全部書かないでも分かりますよね」

食い下がりましたが全部書くように言われました。

 

修正のために図面を再提出しなけばならないか?

一日でも早く登記をしてほしかったので、電話がかかってきてからすぐに車で往復1時間かけて2か所長さを書きに行きました。

手書きで書き足すだけでよく、再提出は不要でした。

 

図面を提出するときのおススメの紙質は?

修正指示はうけましたが、素人がパワーポイントで作成した図面で登記できたのは提出時の図面の見た目がよかったからと思います。

 

B4の上質ケント紙を購入し印刷しました。

法務局の方にも「折り曲げるのがもったいないね」とほめていただきました。

 

申請から登記完了までの法務局への出頭回数は?

相談と提出に1回、修正に1回、完了通知等受領に1回。

全部で3回法務局に出頭しました。

 

通常は一度相談に行き、相談内容を踏まえて再作成し改めて提出に行くものだと言われました。

相談と提出が1回で済んだのは、事前に申請書を作成し、図面も含めた添付書類もきちんとそろえた上で相談に行ったからです。

 

相談コーナーの制限時間30分

相談は制限時間30分です。

申請書作成や添付書類の確認を一から教えてもらうと、1回の相談で完結させるのは物理的に不可能です。

 

申請書の細かい修正は現地で可能です。

事前に作成しておいて、相談コーナーで細かなルールに基づいた修正を教えてもらいます。

 

訂正印を押すためにハンコを忘れずにもっていきましょう。



建物の表題登記を自分でやってみた感想

「とにかくしんどかった!」

私の場合、表題登記がゴールではなく、贈与税の確定申告をする必要がありました。

贈与税の確定申告期限が迫っていたので精神的にかなり追い詰められました。

 

時間に余裕があればよいのですが、サラリーマンが限られた時間の中で、完結するには高難易度の手続きだと思います。

 

専門家(司法書士・土地家屋調査士)にお願いすると、手続き報酬7~10万程度です。

 

お時間に余裕がある方はチャレンジしてみてください。

 

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